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[ニュース]2017.3.20
「Krush.75」4.2(日)後楽園 挑戦者・紅絹、ノリと勢いと直感で女子王者メロニー・ヘウヘスに勝つ!「絶好調でもギリギリ勝てるかどうかの相手。キャリアを生かして戦う」
    
 3月20日(月・祝)東京・NEXT LEVEL渋谷にて、4月2日(日)東京・後楽園ホール「Krush.75」の[Krush女子タイトルマッチ]で王者メロニー・ヘウヘスと対戦する挑戦者・紅絹が公開練習を行った。
 今大会で女子王者メロニーの持つベルトに挑む紅絹。「コンディションは絶好調。それ以外ないです」という言葉通り、2分1Rのミット打ちでは鋭いパンチを顔面とボディに打ち分けていった。

 メロニーは「Krush.72」1.15後楽園で無敗の王者KANAから2度のダウンを奪って勝利したヨーロッパの強豪。

 対戦カード発表会見で「メロニー選手にとって私はやりにくいはず」と話していた紅絹だが、試合に向けて練習を続ける中で「メロニー選手の印象は怖いしかないですね(苦笑)。周りで『タイプ的にいけるんじゃないか?』と言ってくださる方もいましたけど、やっぱりメロニー選手はやばいです。やばい相手と戦う覚悟を決めています」と改めてメロニーの強さを感じているという。

 KANA戦ではメロニーのロングリーチから繰り出すストレート・攻撃力が目を引いたが「選手だったり、格闘技を見ている人はメロニー選手の根本的な身体・技術のすごさが分かるはず。しかも私はKANA戦で見せたファイトスタイルだけじゃないと思っていて、たまたまKANA戦はあの戦い方で通用したからやっただけ。きっと私と戦う時には私に合わせた戦い方をしてくると思う」とメロニーの引き出しの多さにも警戒している。

「どこを突いても倒されそうな気がします」と苦笑いが続く紅絹だったが、紅絹には45戦を超える豊富なキャリアがある。メロニーが強敵であることを認めつつ、これまでのキャリアを総動員して勝ちに行くと話した。

「相手の裏の裏をかく、正面からいく、正統派でいく……試合前日か当日までどう戦うかは決まらないと思います。でもそこは45戦以上やってきたキャリアを生かして、自分の直感で戦いたい。あまり対策を立てすぎて『これでいける!』と思ってダメだった時の絶望感は半端ないので、半分ノリと勢いと勘に頼って戦います。それが自分の強みであり、武器だと思うので。

 よく私は『自分の戦い方を確立している』と言ってもらえるのですが、自分では自分がどんなファイトスタイルか分かっていなくて模索中なんですよ。でもたま〜に思い通りに戦える時があって、それを出せるかどうかを考えています。メロニー選手は自分の思い通りの動きをフルに出してもギリギリ延長判定で勝てるかどうかの選手。私が絶好調で戦って、やっとそこまでいく選手だと思います。

 メロニー選手はタイトルマッチということが薄れるくらいすごい選手だと思っているし、そういう相手に自分がどこまで通用するか楽しみです。自分が通用して結果を出せばベルトがついてくるという意識で、そこが楽しみにしている部分でもあります」

 また「今、女子が盛り上がっているので、もっと盛り上がっているところを見せたい。私は日本の女子を盛り上げたいので、日本人の強さを見せたいです」と話す紅絹。「私がベルトを獲って『あいつだったらいけるんじゃね?』と思って、選手が集まってくるようになればKrushの女子はもっと盛り上がる」と王座奪還をKrush女子の起爆剤にするつもりだ。

 それともう一つ、紅絹が見据える野望は2016年4月に敗れているKANAへのリベンジだ。

「私は打たれ強さを売りにしているのに、(KANAは)その私からダウンを取って面目丸つぶれです(苦笑)。リングの借りはリングじゃないと返せないし、メロニー選手に勝たないと何も言えないですが、ベルトを巻いて(KANAへのリベンジを)言いたいですね」

 注目カードがずらりと並ぶ中でタイトルマッチを戦う紅絹は「期待も託されていると思うし、私がどれだけボコられるかを楽しみにしている人もいると思います。間違いなく面白い試合になるし、面白い試合にするつもりなんで楽しみにしてください!」とファンにメッセージ。紅絹は強敵メロニーを倒し、日本にKrushのベルトを取り戻すことが出来るか!?

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