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[ニュース]2016.2.18
“強くて倒せる”野杁正明が日本トーナメント完全優勝を宣言!「誰が勝ち上がってきても倒せる武器を用意した。ここでつまづいている立場じゃない」
    
 2月18日(木)東京・恵比寿のK-1ジムEBISU小比類巻道場にて、3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」一回戦で木村"フィリップ"ミノルと対戦する野杁正明が公開練習を行った。
 今回の日本トーナメントでは優勝候補に名前を挙げられている野杁。公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちを2分1Rずつ披露し、「自分の練習をした後の公開練習だったので、身体的には疲れていますけど、いい感じで追い込みは出来ているんじゃないかなと思います」と強烈な右ストレート・左右のミドルでジム内に快音を轟かせた。

 野杁にとって1日3試合のワンデートーナメントは2013年5月以来、約3年ぶりとなる。「久しぶりのトーナメントなので、1日3試合フルに戦えるようにスタミナを強化しているし、一発で倒せる技も練習しています」とトーナメント用の練習を続け、最近ではジムに出稽古に訪れた総合格闘家の菊野克紀ともスパーリングを重ねた。

「菊野選手は独特なリズムだし、総合の選手で一発もある。勉強になることがたくさんあったんで、すごくいい経験になった。いつも練習している相手ばっかりだと技が通用しなかったり、練習している技が入りづらくなる。違うジムの選手とやることで色々と試すことが出来るし、僕の中では色んな選手とスパーやることは勉強になります」
 練習の中で特に磨きをかけているのがパンチだ。「特にパンチの打ち方を変えたりはしていないけど、自分で研究して、過去の試合でもこうすれば倒れていたなと思う部分がありました。今はそれをミットやスパーリングで試しているところです」とパンチのスキルアップに力を注いだことを明かし「本当にパンチの調子がいいんで、僕のパンチが当たれば倒せるかなと思います」と自信たっぷりに続ける。

 さらに野杁は「最近は自分自身KOが少ないのは事実なので、このトーナメントで圧倒的な差を見せる。プラス倒せる姿を見せたいので、今はどの技に関しても倒せるように磨きをかけています。全試合1RKOがぶっちぎりだと思うのですが、これだけレベルの高い選手が集まるトーナメントなんで厳しい試合が続くと思います。でもいずれにせよ判定勝ちでもKO勝ちでも、もう日本人に野杁の相手はいないと思われる内容で優勝したい」と圧勝を宣言。「どの選手が上がってきてもこれが当たれば倒せるという技を用意しています。それが入れば必ずいい結果につながると思います」と倒すイメージ・戦略はすでに出来上がっている。

 対戦相手の木村については「実際に倒されている選手もいるし、一発もらえば効くと思います。でも(パンチを)もらわなければいい話で、僕が完封して倒します」とキッパリ。11日に行われたスカイツリーイベントでの木村の口撃(「野杁は顔が生意気そう」などと発言)についても「直接は聞いてないんですけど、記事を見たらそういうことを言ってみたいで。まぁ、あの人はあの人なりに考えて言ってるんじゃないんですか? あれでファンが盛り上がってくれればいいし、ああいう選手がいてもいいと思います。あの人はあの人なりに頑張ってますよね」とクールにかわした。
 絶対の自信を持ってトーナメントに臨む野杁だが「トーナメントは運や怪我のこともあるし、誰が勝ち上がってきてもおかしくない。全選手に優勝するチャンスがあると思う。優勝候補と言ってもらえることはうれしいけど、そこは考えずに自分の戦いが出来れば、いい結果がついてくると思う。1回戦も準決勝も決勝もすべて大事な試合です。誰が勝ち上がってきてもいいように対策を練って、プランは完璧に出来上がっています」と慢心はない。

 その上で「自分は世界と名のついたタイトルを獲ったことがない。今年こそはK-1の世界のタイトルを獲りたいと思っています。日本トーナメントでで優勝できなかったら今まで何やってきたんだ?って感じだし、ここでつまづいている立場じゃないと思っています」と改めて日本トーナメント優勝は最低目標だと語った。

 公開練習の最後に野杁は「今の僕は最近の試合の中でも確実に強い自信があるので、3試合ともいい試合が見せられるんじゃないかなと思います。強くなった、そして倒せる野杁正明を楽しみにしてください」とファンにメッセージ。野杁は宣言通りの日本トーナメント完全優勝を成し遂げることが出来るか?
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