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[ニュース]2017.3.30
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 武居由樹、足立区の元・悪ガキが世界へ羽ばたく時が来た!「K-1のチャンピオンになって、今までと違う景色を見たい」
    
 3月30日(木)東京・足立区のPOWER OF DREAMにて、4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」一回戦でアントニオ・オルデンと対戦する武居由樹が公開練習を行った。

 Krush-53kg王者として、第2代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントに臨む武居。今回は普段よりも重い階級(K-1スーパー・バンタム級=55kg)で戦うことになるが、体重を増やしたり、身体を大きくするトレーニングは行わず「自然に体重が増えている感じですね。いつもより減量がきつくないので、スピードやキレは55kgの方がいいと思います」といつもと変わらない調整を続けている。

 また中学生以来となる1日3試合のワンデートーナメントについても「ここ何年もやっていないので楽しみです」と不安要素はなし。「今までやってきた練習を継続していて、いつも通りに調子よく練習を続けられています」と公開練習でも軽快なミット打ちを披露し“普段通り”にK-1のリングに立つ構えだ。


 対戦相手のアントニオ・オルデンはスペインを中心に活躍するムエタイベースのファイターで、サウスポーから繰り出す蹴りを得意にしている。武居は「公式プロフィールよりも身長が高そうでリーチも長い」と分析しつつ「でもそこも気にせずに戦おうと思います」と必要以上に警戒はしていない。

 トーナメントの勝ち上がりについては、逆ブロックの寺戸伸近から「決勝には武居選手が勝ち上がってくると思う」と予想されていることもあり「まさかそんなに褒められると思っていなかったのでうれしいです(笑)。寺戸選手が僕の名前を挙げてくれているので、決勝では寺戸選手とやりたいです」と寺戸との決勝を希望した。

 武居は2015年4月のK-1代々木大会のプレリミナリーファイトに参戦しており、K-1参戦は2度目となる。しかし昨年6月に初代Krush-53kg王者となり、今回はベルトがかかったトーナメントへの出場で、2年前とは状況が大きく異なる。

 武居自身「2年前は気持ちも弱くて、選手として何もなかった頃でした。今回、2年前とは違うぞというところを見せたい」と話し「K-1だからと気負うことなく、純粋にK-1で戦うことが楽しみです」と大舞台を楽しむつもりだ。

 今年1月にはKrush王者として足立区の成人式で挨拶に立ち、フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション 足立区 悪ガキ伝説〜7年のキセキ〜」でも取り上げられ、K-1参戦に向けて日に日に注目度が上がっている。

「(ノンフィクションが放送されて)街で声をかけてもらったりするようになって注目度が上がっていると感じます」という武居は「僕はKrushのチャンピオンになって見える景色が違いました。今度はK-1でその先の違う景色を見たいです。優勝したらマイクを持たせてもらえると思うので『足立区の武居由樹です』と挨拶して、足立区をアピールしたいです」と足立区代表として戦うつもりだ。


 最後も「僕が楽しんで試合をすれば、周りも楽しんで試合を見てくれると思います。僕は楽しんで勝ちます!」と笑顔で語った武居。足立区の武居から世界のTAKEIになる時が来た!


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