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[ニュース]2017.4.1
「Krush.75」4.2(日)後楽園 第5代-65kg王座決定トーナメント決勝はピーターパンな男たちの殴り合い!?小宮由紀博「集大成と進化を見せてベルトを獲る」VS中澤純「いよいよチャンピオンになる日が来た」
    
 4月1日(土)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.75」の前日計量・記者会見が行われた。
「Krush.73」2.18後楽園からスタートした第5代Krush-65kg王座決定トーナメントがいよいよフィナーレを迎える。

 決勝に駒を進めたのは準決勝で無敗の新鋭・松下大紀を下した小宮由紀博とK-1甲子園2015王者・篠原悠人をKOした中澤純。両者は公式計量をリミットちょうどの65kgで終え、調印式・記者会見に登場した。

 2013年1月のKrush初参戦以降、Krushのベルトを目標に戦い続けてきた中澤は「いよいよ明日Krushチャンピオンになる日が来て、今から楽しみです」と挨拶。「初めてこんなに近くでベルトを見た気がするのですが、ここまで近くで見ると緊張する」と切り出し、ベルトへの熱い思いを語った。

「昨日、僕は減量のためにご飯も食べずも水も抜いていたんですけど、一瞬『なんでこんなことやってるんだろう?』と思いました。でも今日Krushのベルトを見たら、俺はこのために色んなことを乗り越えてやってきたんだなと思いました。

 今はベルトの裏側しか見えてないけど(笑)、明日は表からもベルトを見て、写真も撮って、一緒に寝ようと思います。そして年内にスーパーカー…マセラティを買ってチャンピオンにふさわしい人間になりたいです」

 さらに中澤は「僕と小宮選手はベテランと言われているけど、この年齢で本気で格闘技をやっているというのは“ピーターパン症候群”だと思う。普通に生きていたら小宮選手みたいな人をぶん殴ることはないだろうし、明日はお互いのピーターパンな部分をぶつけて殴りっこしましょう」と小宮に言葉をかけた。

 一方、2008年のKrush旗揚げ戦に出場し、昨年末からKrushのリングに戻ってきた小宮も「明日戦うことが楽しみです。若い選手が台頭している中で、ベテランと呼ばれる僕たちがベルトを争うことに意味があると思います。しっかり戦ってベルトを勝ち取って、若い選手たちにも意味のある試合を見せたいと思います」とベテランらしい言葉で挨拶。

「僕は相手を甘く見たり、さげすむつもりは全くなくて、自分の戦いを追及するだけです。次は最近の試合の集大成なので、進化しているところを見せて結果を出す。それだけを考えています」と静かに試合に向けて集中力を高めていた。

 会見の最後に両者はそれぞれ以下のメッセージををファンに送った。

中澤純
「僕は街を歩ていたらサインを求められるような人間になりたい。格闘技ファンの人も一般の人も盛り上がる試合をして、最後はKOするので見逃さないでください」

小宮由紀博
「自分が楽しまないとお客さんを楽しませられない。自分が楽しんでいい試合をして、思いっきりぶつかりたいです。明日はタイトルがかかった試合で、しかもメインイベントなのでワクワクしています。お客さんにいい試合だったと思ってもらえる試合をします」

 ここ最近のKrushにはなかった“大人”の雰囲気が漂うKrush-65kg王座決定戦、最後にベルトを巻いているのは小宮か? それとも中澤か?
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