1月の「Krush.72」でメロニー・ヘウヘスに敗れて、女子王座のベルトを失ったKANAの再起戦の対戦相手がグレイス・スパイサーに決まった。

　グレイスは現在WBCムエタイ・インターナショナルのライトフライ級チャンピオンであり、過去にはKrush女子王者のメロニーに勝利した実績もある。これ以上ない相手との再起戦に向けてKANAは熱い言葉で意気込みを語った。

「復帰戦の相手に過去最強の相手が現れたなって感じで、ゾクゾクしています。復帰戦で勝利することはもちろんなんですけど、自分はクラッシャーなので、KOで勝ってこそ完全復活だと思います。なので、KO勝利でしっかり倒したと思います」

　メロニーに敗れて以降「あの敗戦から2カ月間ずっと練習し続けて、次の試合ためだけに練習をしています」というKANA。今は完全復活へ向けて自信を深めつつある。

「今、大宮司（進）トレーナーと一緒に練習していることが、少しずつ形になってきて、スパーリングでもそれを感じられるようになってきました。そこが自信にも繋がってきているので、5月28日までに自信も含めて全て取り戻してリングに上がりたいと思います」

　またKANAは先日の「Krush.75」で行われたメロニーvs紅絹の女子タイトルマッチを見た感想、そしてメロニーへのリベンジへの想いを言葉にした。

「メロニー選手と紅絹選手とは対戦したことがあって、どんな試合展開になるかなと思って見ていました。そしたら自分の予想通りの試合展開で、予想通りのメロニーの判定勝ちでしたね。見ていて悔しさもこみ上げてきたんですけど、メロニー選手の試合を見ても、まだ自分と同じ次元にいるなと思いました。なので、次メロニー選手と試合をする時は、完封して倒せる自信もあります。今はまだ自分もメロニー選手と同じ次元にいるので、自分が先に違う次元にいきたいと思います」

　最後にKANAは「復帰戦の相手が過去最強の相手になったので、自分はクラッシャーとして、KOで勝利して完全復活します。応援よろしくおねがいします」と完全復活を宣言。KANAが復帰戦を勝利で飾り、女子王者返り咲きに向けて新たなスタートを切ることが出来るか？