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[ニュース]2017.4.6
「Krush.76」5.28(日)後楽園 木村"フィリップ"ミノル、気持ちを込めた勝利で再起を誓う!KENJI「命がけで木村選手をぶっ倒しに行く」
    
 4月6日(木)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、5月28日(日)東京・後楽園ホール「Krush.76」の追加対戦カードが発表された。

 3月の「Krush.74」で西川康平にKO負けを喫し、再起をかけてKrushのリングに立つ木村"フィリップ"ミノル。対戦相手は同じ3月大会で牧平圭太に敗れはしたものの、気持ちの見える熱いファイトを繰り広げたKENJIに決まった。

 すでに今大会への参戦は発表済みで、今回は対戦相手のKENJIと並んで会見に出席した木村は「今大会で試合が組まれて相手が誰だろうとうれしいです」と挨拶。

「この一年くらい自分は人生の難しさに打ちのめされそうになりながら這い上がってきました。そしてファイターに必要な狂気が戻ってきました。対戦相手には感謝していますし、自分らしさを見せて勝ちたいと思います」と再起にかける想いを語る。

 前回の西川戦は新たな練習環境からの再出発だったこともあり「僕は人生後がないと思っているし、あの時も復帰戦だったし……それは意気込みますよ。あの時はオーバーワークだと思います」。

 その一方で「それはしょうがない。それも経験です。でも前回の試合で分かったこともあったし、これからベストコンディションを調整する。負けながらでも学んでいくしかないです」と次なる戦いへの糧にしている。

 対戦相手のKENJIについては「まだ試合を見たことがないので、これからしっかり見ていこうと思います。自分の立場上、相手を選ぶことは出来ないです」とし、SNSなどで他の選手から対戦要求を受けたことについては「ムカついている」と声を荒げた。

「前回の試合で負けて、今回の参戦予定が発表されて…色んなことを通じて対戦要求ととれる言葉があったんですけど、それにはめっちゃムカついてますね。

 みんな俺の名前が群がっているというか。結局名前があるかどうかしか見てないし、それはファイターとして悲しいですね。俺が負けたから群がっているって(苦笑)。

 俺の名前を出していた選手は一般の人からしたら誰だよって話で、逆に木村"フィリップ"ミノルがどういう過程でここまで来たかをしっかり見せたいですね。どれだけ苦労して自分の名前を持ち上げてきたのか。

 俺は旧K-1がなくなってどん底だった時にKrushで一生懸命頑張って、俺がK-1を復活させたと思っているんで。名前だけが欲しいだったら、そんなのくれてやるし、俺がお前らの名前を宣伝してやるから納得しろよって感じです」

 対するKENJIは木村との一戦が決まり「自分も3月大会で悔しい想いをして、しばらくチャンスが来ないと思っていたんで、ここでチャンスをいただいてうれしく思います。木村選手とは噛み合うだろうし、バチバチの打ち合いと壊し合いが出来る。熱い試合になると思います」と気合十分。

 前回の木村の試合を「かっこつけすぎかなっていうのと油断しすぎかなと思いました。すごく強い選手だと思うけど油断が敗因だったと思う」と分析しつつ「次は徹底的に考えながらやってくると思うので楽しみ」と瞳をぎらつかせる。

 また牧平戦前のインタビューで「この1年間が勝負だと思っている」「自分には戦いたい相手が3人いる」と話していたKENJIは、このタイミングで木村と戦うことに対する想いも熱く語った。

「自分は34歳で今年で格闘技に区切りをつけようと思っています。そこで戦いたい相手が3人いて、そのうちの1人が牧平選手でした。その中で木村選手が-67kgに階級を上がってきて、新しく戦いたい相手の1人に入るぐらいの選手だと思います。

 僕は納得して格闘技を辞められたらと思うので、破壊されても構わないし、そのくらいのリスクを背負って戦います」

 再起を目指す木村と完全燃焼を掲げるKENJI。お互いにとって重要な一戦を前に、改めて2人はそれぞれ勝利を誓った。

木村"フィリップ"ミノル
「自分に勝って最高の自分を作り上げるのはアスリートとして当たり前。そのうえで徹底して相手のいいところ悪いところを研究して勝負論に徹しようと思います。気持ちを込めて、全部を出し切って凄い試合をします」

KENJI
「せっかくいただいたチャンスなんで命がけで木村選手をぶっ倒しに行きます。そして破壊します」

 激戦必至の-67kg Fight、勝利を掴むのは木村か? KENJIか?
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