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[ニュース]2017.4.7
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 K-Jee、オランダ武者修行でKOICHI撃破に自信!「自分がヘビー級の状況を変える。世代交代して新しい風を吹かせます」
    
 4月7日(金)東京・K-1ジムEBISU小比類巻道場にて、4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」のヘビー級ファイトでKOICHIと対戦するK-Jeeが公開練習を行った。
 今大会では上原誠と並ぶ日本ヘビー級のトップファイターKOICHIと対戦するK-Jee。もともとK-Jeeはスーパー・ウェルター級(-70kg)でデビューし、昨年から本格的にヘビー級に階級を上げたファイターで、公開練習のミット打ちではヘビー級らしいパワーだけでなく、スピード感も感じさせる動きを見せた。

 今回、K-Jeeは試合決定後、一週間のオランダ武者修行を行い、Mike's Gymを中心にメジロジム・ボスジムと名門ジムに足を運んで練習を続けた。Mike's Gymでは実戦さながらのスパーリングを続け「本場のヘビー級を味わって、自分が何をやればいいかが分かった」。帰国後はトレーニング内容を見直し、世界に通用するヘビー級ファイターになるための練習を続けているという。

「まだ自分は本当にヘビー級に慣れていないので、KOICHI選手に勝つためというよりも本場のヘビー級を味わって、自分が何をやればいいのかを知るためにオランダに行きました。

 基本的にはMike's Gymでスパーリング中心に練習してきました。何回やられかな…って感じですけど(苦笑)、向こうはヘッドギアもつけずにバチバチにやるし、ダウンしても起こされてスパーリングを続けるんですよ。こういうところで生き残った選手だからこそ強いんだなと思ったし、オランダではそれが常識なんだなと感じました。

(海外のヘビー級は圧力が違う?)そうですね。相手が外国人で慣れてないからっていうのもあるかもしれませんが、やっぱり相手が外国人ででかければでかいほど圧力を感じます。それに日本人のヘビー級とやると僕の方がスピードが速いんですけど、外国人はでかいのに自分とスピードが同じなんですよ。そういうところが日本人との違いですね。

 もともとKOICHI選手に勝つためにトレーニングのメニューを考えていたんですけど、オランダに行ってそれが変わりました。世界のヘビー級で通用するためのメニューが出来て、色んなビジョンが見えてきましたね。実際に日本に戻ってきてから、練習メニューが変わっています」



 階級転向後「しっかり食べて練習できるんでパフォーマンスもモチベーションも上がっている」と改めてヘビー級が適正だと語るK-Jee。「昔は減量していたのに、今はたくさん食べないといけなくて、もう食べたくないです」と苦笑いを浮かべる場面もあったが「スピードを落とさないようにして100kgまで増やしたい」とヘビー級仕様の身体作りにも余念はない。

 ヘビー級転向後は4連勝と無敗のK-Jeeだが「まだ強い相手とやってないから負けてないだけ」と謙虚な姿勢。しかし対戦相手のKOICHIについて聞くと「KOICHI選手は年も年なんで、経験やテクニックはついてもスピードと体力は落ちるだけ。逆に僕は上がっていくだけです。それにどれだけテクニックがあってもパワーで潰されるというのはオランダで感じました。もうそろそろKOICHI選手を抜いていると思いますよ」とKOICHI超えに自信をのぞかせる。

 さらに“日本ヘビー級の新エース”上原誠についても「上原選手とKOICHI選手だったら上原選手の方が強いと思うけど、自分的には上原選手の方がやりやすい」と断言。「上原・KOICHIを倒して、今のヘビー級の状況を変える。自分だったら世代交代できますよ。僕がヘビー級に新しい風を吹かせるんで見ておいてください」とヘビー級に新時代を到来させると宣言した。

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