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[ニュース]2017.4.8
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 久保賢司、早くリングで人をぶん殴りたい!「トーナメントに出ている選手は全員ぶっ潰します」
    
 4月8日(土)東京・K-1ジム五反田にて、4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」一回戦でソン・ダーチェンと対戦する久保賢司が公開練習を行った。


 2015年8月の試合を最後にプロボクシングから引退し、今回のトーナメントで約1年8カ月ぶりの現役復帰を果たす久保。復帰へ向けて練習を続ける中で「最初の頃は身体がしんどかったですけど、今はどんどん良くなっている感覚がある。今までになかった新しいパフォーマンスも出来ると思うので楽しみです」と手応えを感じている。

 公開練習では軽快なシャドーボクシングを見せた久保は、蹴りとパンチのミット打ちをそれぞれ1Rずつ披露。パンチのミット打ちでボクシング仕込みの鋭いパンチのコンビネーションを見せたのはもちろん、タイ人のウー・トレーナーとのミット打ちでミドル・ロー・ハイと多彩な蹴り技も繰り出していった。

「蹴りありの試合は2012年6月以来なんですけど、もともと僕はムエタイ出身なんで蹴ることに違和感はないです。今、タイ人のトレーナーにジムに来てもらっていて蹴りの感覚を磨いています。今は蹴り合いになっても勝負できる自信がありますね。

 現役を離れている期間は指導者として人に教える立場だったのですが、人に教える場合は自分がそれを出来ていないといけない。なのでもう一度自分のことを見つめなおして『なんでこうやっていたんだろう?』と考えたり、現役中はほとんど見なかったんですけど、他の選手の試合もたくさん見たりして勉強しました。なので現役を離れている間にも得るものがたくさんありました。

 そういう意味ではただ復帰するというだけでなく、明らかに今までよりも進化していると思います」

 今回の現役復帰が決まり「ジムの会員さんたちはびっくりしていました。でも否定的なことは言われなかったし、僕が試合しているところを見てみたいという人が多かったです」と久保。久保優太・賢司に憧れてジムの門を叩くプロ選手たちにも「僕は全員をチャンピオンにしたいと思っているし、僕が戦う背中を見せて、天下統一のやり方を見せてやりたい」と語った。

 当初、久保はトーナメント一回戦で中国のリャン・ボーユーと対戦を予定していたが、リャンが負傷欠場。これにより同じ中国のソン・ダーチェンと対戦することになった。

 久保は「前の相手よりもレベルアップしたなという印象です」とダーチェンを警戒しつつ「基本的には蹴りの選手ですけど、蹴り合っても負けるつもりもない」と断言。「どうやって戦うかははっきり言えませんが、パンチでも蹴りでもいけるように練習しています」と自信をのぞかせる。

 さらに久保は「警戒している相手? 特にはいないですね。7人全員ぶっ潰す気なんで。復讐したいやつ(※過去にKO負けしている寺戸伸近)もいるけど、そいつも一回戦で負ける可能性があるので、とにかく僕は全員潰します。今回はいいメンバーが集まったかなと思うんですけど、こいつら全員潰せると思っているんで、自分が優勝する確信を持っています」と豪語。

 事前のインタビューや「新K-1伝説」の特集でも「狂気が大きくなっている」と話していたが「試合が近づいてきてどんどん高ぶるものがあって、それを抑えれきれなくなっていますね。狂気はどんどんでかくなっているし、テレビの収録があった時よりも数倍大きくなっているので、早く人をぶん殴りたいです」と闘争本能に火がついている。

 また久保は復帰戦のプレッシャーや不安は一切なく「ワクワク感をめちゃくちゃ感じている」と言い切る。

「K-1の盛り上がりを間近で見て、K-1で戦うことにどれだけ価値があるか? そしてK-1がどんな舞台か? 分かっています。自分が何をすべきかはっきりと理解しているし、ちんたらした試合をやるつもりはない。僕は自分に求められている倒し合いをやりたいです。

 現役復帰が決まって取材や撮影が多くなってきて、僕はそういう場所に出ることが好きです。その一番大きな舞台が試合当日だと思うので、試合へのワクワク感をめちゃめちゃ感じています」

 第2代スーパー・バンタム級王者となった先には「ベルトを獲ったら色々と言いたいことがある。自分の中に“久保賢司がベルトを獲る意味”があるので、それを発言したい」という久保。リングに戻ってきた“狂気の貴公子”久保賢司は何を見せるか!?

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