ニュース
[ニュース]2017.4.10
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 HIROYA、大和哲也に勝って未来を切り開く!「今回の試合は僕の中で大事な試合。今は大和選手に勝つことだけに集中しています」
    
 4月10日(月)神奈川・古淵のTRY HARD GYMにて、4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」のスーパー・ファイトで大和哲也と対戦するHIROYAが公開練習を行った。
 今大会では新生K-1初参戦を果たす大和を迎え撃つ立場のHIROYA。「今週末まで追い込んで、それから減量や身体の調整に入ります。気持ちもしっかり入って集中できていて順調です」と現在のコンディションについて話し、公開練習ではノッパデッソーン・トレーナーの持つミットに力強いワンツー、ミドル、ローを繰り出していった。

 HIROYAがK-1のリングに立つのは昨年6月の-65kg(現スーパー・ライト級)世界最強決定トーナメント以来、約10カ月ぶり。トーナメントでは一回戦でゲーオ・ウィラサクレックにKO負けを喫しているが、その後は中国で2戦2勝(2KO)と結果を残している。HIROYA自身、中国の試合で「脱力して戦うことが出来るようになった」と大きな収穫があった。

「中国では2回倒して勝っているので、そこで倒す感覚を覚えました。ずっと脱力を意識して練習しているのですが、それが中国では出来ていたと思うし、試合に活かされたのかなと思います。今まで僕は力に頼って戦うことがあったのですが、脱力した方が倒せるということに気づけました。

(普段の練習でも脱力して変わった?)はい。スパーリングでも力を抜いてやった方が頭も回るし、身体も動きます。脱力していて力を入れるタイミングを意識して戦うと『こんなに疲れないんだ』という実感もあります。(ゲーオ戦から進化したところを見せられる?)僕はそう思っています」

 対戦相手の大和については「最近の試合を見ていると、落ち着いてカウンターを合わせるのが上手くて、一発がある選手だと思います」とHIROYA。大和はヒジ・首相撲ありのムエタイルールを主戦場に試合をしており、K-1ルールので試合は久々となるが「強引に相手の中にヒジを打ったり、ヒジは上手いと思います。ただ首相撲をやる選手ではないので、K-1ルールになってもあまり戦い方は変わらないと思います」と大和の強さ・戦い方はK-1ルールでも変わらないと分析している。

 その上でタイに留学経験があり、現在もタイのノッパデッソーンに指導を受けているHIROYAは「大和選手は他の選手と違ってムエタイっぽいリズムですが、僕もそこには対応できると思っています」と力強いコメント。

「対策もみんなに協力してもらってやっています。毎日大和の試合を見て練習に取り組んでいて、それがどう活きるか分からないけど、日々大和選手のことは意識して練習しています。こういうことを言うと弱気に聞こえるかもしれませんが、倒すか倒されるかの試合になるはず。僕が一発いいのをもらったら倒れるだろうし、それは相手も同じです。大和選手対策を練って、倒せるように試合に取り組みたいと思います」と大和に勝つための毎日を過ごしている。

 今年はHIROYAがK-1デビューして10年という節目の年になる。2月には弟の大雅がK-1チャンピオンになるなど、身近にいる仲間たちから刺激を受けている。HIROYAはこれまでの日々を振り返りつつ「今は大和選手に勝つことに集中している。そこから色々と始まると思う」と大和戦に全力投球するつもりだ。

「(K-1デビューから10年になるが)この10年、色んなことがありました。チャンピオンになって喜んだこともありますけど、どちらかと言うと上手くいかないことの方が多かったと思います。ここから11年、12年…と自分がどこまで伸びていくか分からないし、もしかしたら今年で終わるかもしれません。でも僕はまだ『やりきった!』や『全部出し切った!』と思える状態ではないです。なのでそこを目指してこれからの格闘家人生を歩んでいきたいです。

(大雅がチャンピオンになって)兄貴として悔しい面もありますし、うれしい面もあります。今回も大雅には協力してもらっているし、アドバイスももらっています。そこは兄弟として、同じジムの仲間として切磋琢磨できています。大雅が結果を残したことは一緒に練習している仲間として刺激になっています。

(今年はどんな試合をしていきたい?)先のことは何も考えてないですが、今はとにかく大和選手に勝つこと。それだけですね。そこから色々と始まると思います。先のことはひとまず置いておいて、この試合だけに集中して勝ちに行きます」

 最後にHIROYAは「今回の試合は僕の中で大事な試合だと思っています。先のことは考えず、目の前の試合のことだけを考えて試合します。熱い試合になると思うので期待してください」とファンにメッセージ。これまでK-1のリングで喜びも悔しさも経験したHIROYAは4月22日のリングで何を見せるか!?

トップページへ戻る