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[ニュース]2017.4.11
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 大和哲也、HIROYA戦は格闘技人生を左右する一戦になる!「僕は大舞台で本領発揮できるタイプ。一瞬のチャンスを見逃さないように戦います」
    
 4月11日(火)東京・K-1ジム総本部にて、4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」のスーパーファイトでHIROYAと対戦する大和哲也が公開練習を行った。
 今大会で新生K-1初参戦を果たす大和。試合まで2週間を切り「疲れもあるんですけど、わりかし良い動きが出来ていると思います。今週いっぱい追い込むところまで追い込んで、来週はしっかり疲れを抜く。いつもに比べて仕上がりが順調な気がします」と話す。

 大和にとっては次戦が53戦目で「今まで勝ったり負けたりしてきたけど、今は過去の自分を見つめ直して、良い時の自分と悪い時の自分を俯瞰して見ることが出来ています。今はしっかり自分と向き合えていますね」。

 さらに大和は「いい時というのは自分がもう一人の自分を客観視できている時です。いい倒し方やいい勝ち方が出来た時はそういう精神面が大きいと思っています」と続け「今回は練習でも冷静だけどアドレナリンが出ていて、自分をコントロールできている。試合までに自分を磨き上げたい」と最高の状態を作り上げている。

 公開練習で大和はパンチ・ミドル・ヒザ蹴りとバランスよく技を繰り出し、相手の足をひっかっけて崩すムエタイ特有の技も披露。K-1ルールでの試合は久々となるが、ヒジ・首相撲が許されたムエタイルールでの経験・技術も駆使しつつ“K-1仕様の大和哲也”で戦うつもりだ。

「K-1ルール用の練習を始めた時はヒジ打ちの距離でパンチを打たないといけないので戸惑いもありました。でも今は戸惑いもなくスムーズにヒジの距離でもパンチが出るようになりました。今回は準備期間もあって、K-1参戦が決まってから時間も経っているので、K-1ルール用の動きが出来ていると思います。

 ムエタイルールでは片手で引っ掛ける攻撃も禁止で、そこも出ないように意識して練習していました。もう今ではK-1ルールでの動きが自然に出るようになってきたし(K-1ルールに)慣れてきていると思いますね。(ムエタイの技術も使いたい?)ヒジを出したり反則することはないですけど(笑)、相手を崩せるタイミングがあれば崩そうと思います」

 大和は2015年11月末から合氣道の稽古を始め、現在はジムワークとフィジカルトレーニングに加え、週2回の合氣道の稽古を取り入れている。大和曰く「キックボクシングと合氣道を融合させた合氣ック(アイキック)」を確立させている途中だ。

 今回の試合に関して言えば「合氣道と出会って勝った試合もあるし、しょうもない試合をしたこともあります。そこで自分の良い時と悪い時を見たので、その間は取ればいいと思って、心をコントロールできるようになった」と精神面の安定が大きいという。

 対戦相手のHIROYAが昨日の公開練習で「この試合は自分にとって大きな試合になる」と話していたことにも触れて「それは僕も同じ状況で、自分のこれからはこの一戦にかかっていると思う。そうやって同じ心境でリングに上がる2人が戦うので目が離せない試合になると思います」と大和。

「HIROYA選手は倒すか倒されるかの試合になると言っていて、僕もそのつもりで練習してきました。あとはその一瞬のチャンスを見逃さないように戦うだけ。合氣道で培ったものを試合で出すだけです」とHIROYA戦に向けて集中力を高めている。

 HIROYAとは2011年にK-1MAXで対戦しており、この時は大和が判定勝利を収めた。新生K-1のリングでK-1MAXを知るもの同士が戦うことについて、大和は「客観的に面白いと思います。僕には誰かと戦いたいという気持ちはなくて、もう一度K-1のリングに立ちと思って参戦を決めました。そこで6年ぶりにHIROYA選手と交わることになって、僕は運命的なものを感じるし、モチベーションも上がりました」と胸を熱くしている。

 また大和は「僕は大きなリングに立つと意外と本領発揮できるタイプなので、ありのままの自分を出せば自ずと倒し倒されの試合になる」とK-1参戦を前にしても平常心。K-1で戦うことを楽しみにしていると話す一方「この一戦が今後の格闘技人生を大きく左右する」と決意のほどを口にした。

「新生K-1初参戦でインパクトを残さないといけないという気持ちもありますが、そこでも俯瞰して見るじゃないですけど、僕は大きなリングに立つと意外と本領発揮できるタイプなので、ありのままの自分を出せば自ずと倒し倒されの試合になると思います。

 なのでそこは考えすぎずに欲を出さない。欲も大事ですが欲深いのもダメだと思います。周りからK-1では結果よりも内容だと言われるし、負けてもファンが多い選手がいます。でも僕は内容が伴った結果が欲しいし、9分間でそれを出せるように心身ともに磨き上げます。

(K-1のリング立って自分がどうなるか楽しみ?)楽しみですね。僕のイメージではバックステージでK-1のグローブを見て『ああ…K-1に出るんだな』と噛みしめている自分がいます。そのくらい試合が楽しみだし、HIROYA選手が公開練習で話した試合前の心境を見て、さらに楽しみになりました。

 結果は神のみぞ知るですが、僕はやれることをやって出せることを出して、結果を残すだけです。僕が目指しているものが間違いなければ必ず結果が出ると思います。そういう意味でもHIROYA戦は挑戦であり勝負の一戦です。この一戦が今後の格闘技人生を大きく左右する。そんな大事な一戦だと思っています。

 次の試合は新生K-1デビュー戦で、僕もベテランの域になって来ていますが、デビュー戦のつもりで仕上げています。過去最強の大和哲也でリングに上がることが出来るように仕上げるので、楽しみにしていてください」

 K-1、そしてHIROYAと戦うことへの熱い思いを語った大和。K-1に帰ってきた豪腕の一挙手一投足に注目だ!

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