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[ニュース]2017.5.8
「K-1 WORLD GP」6.18(日)さいたま 城戸康裕、今こそ日本人全員で世界の壁を突破する時だ!「準決勝・決勝を考えて対策を練る余裕なんてない。一回戦を勝つために必死で戦う」
    
 6月18日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント〜」。トーナメント出場選手インタビュー第1弾は一回戦でジョーダン・ワトソンと対戦する城戸康裕だ。
――昨年11月のサニー・ダルベック戦ではKO負けという残念な結果に終わってしまいました。あの試合で分かったことや修正すべきことはどこだったと思いますか?

「作戦で言うなら色々あるんですけど、技術的な細かいところでは今までやってきたところをやらずに戦ってしまって、そこで一発もらっちゃったんですよ。序盤はいい動きが出来ていたので、そこをちゃんと修正して戦えばいいのかなと思いましたね」

――今年2月にビッグバンでキム・ミンスにKO勝利していますが、修正点は克服できたという手応えはありますか?

「そうですね。それこそさっき言った修正すべき点を修正して戦ったのが前回の試合です。まぁ相手が相手なんでKOで勝たなきゃ意味がないと思ったんですけど、しっかりKOしてトーナメントにつなげられてよかったですね」

――そして第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント出場が決まりました。記者会見でも厳しい戦いになると話していましたね。

「普通トーナメントって『一回戦はあの相手が良かったな』や『枠組みはあそこが良かったな』と思うものなんですけど、このトーナメントはそれが一切ないです(苦笑)。日本人にとっては誰とどこで当たっても厳しいトーナメントになることは間違いないですね」

――一回戦ではジョーダン・ピケオーとサニー・ダルベックに勝った実績が光るジョーダン・ワトソンと対戦することになりました。ワトソンはK-1初参戦ですが、ワトソンの存在は知っていましたか?

「もちろん。ダルベックともやっている選手なので試合は見たことがありました。ムエタイルールがメインの選手だったので、K-1に来たのは意外な印象があるんですけど…まあ強いですよ」

――ワトソンのファイトスタイルにはどんな印象を持っていますか?

「基本はムエタイベースだと思います。ムエタイは底知れないところがあって、例えば一時のブアカーオは攻略された部分もあったんですけど、そうしている間にゲーオやゴンナパーが出てきて、なんだかんだでムエタイの選手は底知れないところがあるんですよ。

 それはタイ人に限らず、イギリス人でも同じだと思うし、そういう細かいテクニックや戦い方の部分でワトソンも怖いですよね。それで言ったら僕ももともとはムエタイがベースなので、その経験も活かしつつ、しっかりワトソンを攻略したいと思います」

――1日3試合のワンデートーナメントですが、1回戦のワトソン戦に集中していますか?

「さいたまスーパーアリーナのコミュニティアリーナは外の光が入ってくる会場だから、もし一回戦で負けちゃうと、まだ外が明るいうちに試合が終わるんですよ。明るいうちに家に帰るのはさすがに嫌なんで、そこは必死に頑張ります(苦笑)」

――城戸選手が日本でK-1の世界トーナメントに出場するのはK-1MAX時代の2009年以来ですよね?

「2009年はリザーブファイトで出場したんで、最初からワンデートーナメントに出るのは2008年以来ですね。って……うわっ! 9年ぶりになるのか! 僕もこの9年間で色んな試合をやってきて、さっきのダルベック戦みたいに“やっちゃった”試合もあります。だから今回は“やっちゃわない”ようにしたいですよね。そこはキャリアを活かして戦いますよ」

――城戸選手自身、年齢的にもこれから何度もワンデートーナメントに出るというのは現実的ではないかもしれませんし、一回一回のトーナメントが大きな勝負になると思います。どんな想いを持って、今回のトーナメントに挑もうと思っていますか?

「取材用でいいなら『俺が優勝します!』って言いますけど、リアルに言うなら一回戦突破以外は考えてないです。準決勝・決勝を考えて対策を練る余裕なんてないですよね。そのくらいワトソンは強敵だし、日本人はみんなそうだと思いますよ」

――城戸選手は初代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントに出ていないので、ファンも待望のトーナメント参戦です。たくさんの人が城戸選手に期待していると思います。ファンのみなさんにメッセージをいただけますか?

「それこそ日本人4人が力を合わせて戦うじゃないけど、全員で日本人の力を見せないと…ってところですよね。スーパー・ウェルター級は外国人天国と言われているので、そこを誰かが突破しないといけない。もちろん僕は自分がその位置にいきたいと思っているので、本当に余計な言葉はなく必死に頑張ります」

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