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[ニュース]2017.5.8
「Krush.76」5.28(日)後楽園 レオナ・ペタス、5年分の想いをぶつけて-60kgのベルトを巻く!「終わりよければすべてよし。KO勝ちでチャンピオンになる」
    
 5月8日(月)東京・バンゲリングベイ江古田にて、5月28日(日)東京・後楽園ホール「Krush.76」の第5代-60kg王座決定トーナメント決勝戦で安保璃紅と対戦するレオナ・ぺタスが公開練習を行った。

 王座決定トーナメントでは"DYNAMITE"高橋佑太、覇家斗、朝久泰央を下して決勝進出を果たしたレオナ。中国・英雄伝説から続く連勝記録を「7」まで伸ばし、キャリアの中でも絶好調と言える状態だ。

 レオナはトーナメントの試合を振り返り「1試合1試合、課題を見つけてやってきているから、徐々に(実力が)上がってきていると思う」と語る。

「今まで自分は『ローキックをカットしない』と言われることが多くて、別にローが効いているわけじゃないのに印象が悪かったりするので、ちゃんとカットするようにしました。そうやって自分の弱いところを潰していけば、自然にチャンピオンになっていくだろうって感じでやってましたね。

 他にも僕は試合中すぐムキになっちゃうところがあったんですけど、今は冷静に戦えているので、精神的にも成長できているのかなと思います。後輩からも『1年前とは違いますね』と言われて、周りからそう言われるということは実際に変わってきていると思います」

 レオナは公開練習としてシャドーボクシングとミット打ちを3分1Rずつ公開。"石の拳"と称されるパンチを最大の武器にしているレオナだが、ミット打ちではヒザ蹴り・ミドルキック・三日月蹴りなど蹴り技も見せ「コンディションはいいし、色々と発想も出てきていい感じですね」と調整は順調だ。

 決勝ではプロ無敗の新星・安保との対戦となり、レオナは「トーナメントに出る前の安保選手はプレリミナリーファイトに出ていた選手だったので、決勝に勝ち上がってくることは全然予想してなかったです」。

 想定外の相手とベルトを争うことになったが「安保選手は何でも出来る選手で、パンチも蹴りも強い。プレリミナリーファイトから出てきて無敗のまま決勝まで来たのでスター性があるなと思います」と安保の実力を認めている。

 その一方で「ここで僕は負けられないし、負けちゃいけない。勝たなきゃいけないと思っています」とレオナ。Krushのベルトへの執念を熱く語った。

「僕はプロデビューからずっとKrushでやってきて、今年で5年目になります。ずっとKrushのベルトに挑戦したい、Krushのベルトが欲しいと思っていました。そういう5年分の強い気持ちがあります。

(ベルトを獲るなら今しかない?)本当に獲りたいですね。獲るのは今だろうというよりも、いつチャンスが巡ってくるか分からないし、自分で決められるものでもない。ようやく自分もここまでこれたし、今、ベルトを獲りたいというのが素直な気持ちですね。

 僕はバイトも辞めて色んな方にお世話になって、今ここにいます。そういう人たちに『ありがとう』という言葉を返すだけでは軽いので、結果で見せたいです。それも勝つだけじゃなくて目に見えて証明できるもの=ベルトで恩返したいと思っています」

 またレオナは「次は決勝戦でタイトルマッチだから派手に倒したい」とKO勝利での王座奪取に強いこだわりを持っている。

「(トーナメントの)ここまでの試合では行けるところで行って、KOしたいと思って戦っていました。それでみんな相手も強くてチャンピオン級だったので、KOではなくダウンで終わっちゃってた感じです。

 でも次が決勝戦なので『終わりよければすべてよし』でKOできたらいいなと思います。自分自身、中国ではKO勝ちしているんですけど、日本ではしばらくKO勝ちしていないので、タイトルマッチでKO勝ちしたいなという意識ですね」

 インタビューの最後にレオナは「プロになってから色んな人に応援してもらって、何度かチャンスもあったのですがものに出来ず、がっかりさせてしまいました。そういう人たちのためにも絶対にベルトを獲ります。応援よろしくお願いします」とファンにメッセージ。Krushでのプロデビューから約5年、レオナは悲願のベルト獲りを成し遂げることが出来るか?

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