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[ニュース]2016.2.26
上原誠、スピード・パワー・テクニックでヘビー級の概念を覆す!「俺は動けるヘビー級。今までのヘビー級にはなかったものを見せる」
    
 2月26日(金)東京・ときわ台の士魂村上塾にて、3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」K-1 HEAVYWEIGHT Fightで訓-NORI-と対戦する上原誠が公開練習を行った。
 新生K-1デビューまで残り1週間、上原は公開練習直前まで村上竜司塾長と気迫のこもったミット打ちを行い、公開練習では1分間のシャドーボクシングと2分間のパンチのミット打ちを披露。「昨日で追い込み練習とスパーリングを終えて、今日から疲れを抜いていく感じです。これから一週間集中して調整するので、今が一番疲れています(苦笑)」と疲労困憊の上原だったが、一発一発の威力はもちろん、ヘビー級らしからぬスピードを見せて調子の良さをうかがわせた。

 さらに上原は「今、50m走の記録が5.7秒でパワーマックスは競輪選手並み。フィジカルトレーニングの数値的な部分ではかなり上がっています。ミットを殴っていてパワーが上がっているのを感じるし、それが試合用のグローブで殴ったらどうなるのか楽しみですね」と不敵に語る。
 対戦相手の訓については「会見の時にバンバン言ってやろうと思ったんですけど、思ったよりいい人だったんでいい辛かった(笑)」と上原。冗談まじりに語る一方「俺って全部が強いんですよ。訓選手から全部が危ないと思う。今回は試合前もケガもないし、いい感じになると思いますよ」と自らの勝利に絶対の自信を持っている。

「自分は相手の弱点をラウンド中に探るタイプ。真っ向から打ち合うとか単純でレベルの低いものじゃなくて相手の嫌なところを突いて倒すタイプなんですよ。新しいヘビー級を見せたい? そうですね、動けるヘビー級です。“一発当たったら倒れる”はもちろん、僕にはその一発を当てるまでのエサがあるんで。そのエサを蒔いておいて、相手がどこに引っかかるか。今までのヘビー級にはなかったものを見せます」とヘビー級の概念を覆す試合を見せるつもりだ。
 待望の新生K-1初参戦を前に「やっぱりK-1は気持ちの入り方が違う。特に僕自身もそうだけど、応援してくれる人たちが違うんですよ。やっぱり選手たちはスポットライトを浴びる舞台に出たいという気持ちもあるし、そこに出られるうれしさとお客さんが喜んでくれるうれしさが両方ある」と上原のモチベーションは最高潮。「今回と次回、2試合くらい日本人選手を倒したら、次は強い外国人選手とやりたいですね。それでヘビー級のタイトルマッチも組んでもらいたいです」と青写真を描いている。

 K-1ヘビー級の新エースとして期待される上原。どんなインパクトを残すか?
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