このイベントはタイトルの通り、6.18さいたま大会に出場する主要ファイターたちが続々と登場し、試合に向けて熱いトークを展開するK-1の大会前恒例の公開イベントだ。

　イベントにはスーパー・ライト級タイトルマッチで対戦する王者ゲーオ・ウィラサクレックと挑戦者・野杁正明がそれぞれ登場。

　先に登場した野杁は「いよいよ来たかって感じです」とタイトルマッチが決まった時の心境を明かし、昨年6月の世界最強決定トーナメントでの対戦（野杁がゲーオに判定負け）を振り返り「みなさんゲーオ選手は左ハイキックの印象が強いと思いますが、一番びっくりしたのは右フックです。拳も固いし見えない軌道で打ってきて驚きました」。

　大会ポスターでも“日本最後の砦”と評され、打倒ゲーオの期待がかかる野杁は「格闘技をやっていてスターになりたいという選手もいるけど、僕は僕なりのやり方でK-1を象徴する選手になります」と語った。

　一方、王者ゲーオは野杁について「全体的にいい選手で、打たれ強い印象がありました。KOしようと思って戦ったのですが、そうはなりませんでした」としつつ「今回はチャンスがあればどんどんKOを狙っていきます」とKOでの返り討ちを予告。「みなさんが見ていて楽しい試合をしたいと思います」とファンにメッセージを送った。

　またライト級タイトルマッチで王者ウェイ・ルイと対戦する挑戦者ゴンナパー・ウィラサクレックもゲーオと共に登場し「ウェイ・ルイは速くて技術もあっていい選手だと思う。でも重い攻撃を入れて勝ちたい。（ゲーオと）2人でK-1チャンピオンになりたい」とウィラサクレックジムによる2階級制覇を宣言した。