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[ニュース]2017.5.22
「Krush.78」8.6(日)後楽園 -65kg王者・中澤純が不穏な挑戦者・左右田泰臣を迎え撃つ!「自分より強いとはこれっぽっちも思わない」(中澤)VS「誰も噛みついてこないから、自分がKrushの起爆剤になる」(左右田)
    
 5月22日(月)新宿区・GSPメディアセンターにて記者会見が行われ、8月6日(日)東京・後楽園ホール「Krush.78」の対戦カードが発表された。

「Krush.75」4.2後楽園大会で第5代-65kg王座に就いた中澤純が初防衛戦でK-1ファイターの左右田泰臣の挑戦を受ける。

 左右田は「Krush.75」でKrush初参戦を果たし、松下大紀を1Rで豪快にKO。メインイベントで行われた第5代-65kg王座決定トーナメント決勝で中澤が勝利した直後、リングに現れて中澤の持つベルトへの挑戦を表明していた。

 この挑戦表明が通る形でのタイトルマッチが決まった左右田は「Krush参戦当初から言っていましたけど、あくまでも目標はK-1のベルトなので、それに近づくための作業を遂行したいと思います」とキッパリ。4月の松下戦以降は「シルバーウルフには試合前の選手がたくさんいるので、試合前の選手のスパーリングパートナーを務めながら自分の練習を続けています」という。

 中澤の印象について聞くと「まとまって色々できるチャンピオンだなと思います」としつつ「僕がKrushのベルト=K-1のベルトの過程と言ったことに対して、中澤選手も含めて噛みついたりされたりするのかなと思ったんですけど…そういうのがないんで寂しいですね」とチクリ。

「僕は何年も前からKrushを見ていて、以前のKrushの選手はこういうことがあったら噛みついてきて勢いもあったと思うので、僕は寂しく感じるわけですよ」と続け「この状況を宮田プロデューサーはどう思っているんですか?」と同席した宮田充プロデューサーに投げかける。

 突然の投げかけに対して宮田プロデューサーは「アピールする選手もいれば、しない選手もいるし、アピールがないからホットじゃないとは思っていません。逆に4月の後楽園で左右田選手が松下選手をKOして挑戦表明して、あの行動は一番インパクトがありました。あそこで中澤選手も気持ちよく受けて立ったので、そこを突っ込むのは野暮かな…と思います」。

 その上で「ただこうして左右田選手の挑戦が決まったら、他の選手からリアクションも出るだろうし、左右田選手が勝ったら『俺が挑戦する!』という選手が出てきてもいいと思います」と左右田の問いに答えた。

 一方、左右田の挑戦を迎え撃つ中澤は「強い選手と戦うことが格闘家の醍醐味だと思うし、最近ようやくそれが分かってきました。左右田選手と戦えるのを楽しみにしています」と挨拶。

 王座獲得後には自らのジムのオープンや祝勝会などで忙しい日々を送っていたが「最近練習できるようになったし、仮想・左右田選手の練習を少しずつやりながら、自分のいいところを伸ばしていきたいです」と語る。

 左右田の「誰も噛みついてこなくて寂しい」発言については「僕はもっとナチュラルにデカいことを思っていて、K-1のベルトを獲って自分の人生を彩ろうと思っているんです。そのためにはK-1のベルトが欲しいんで、KrushのチャンピオンとしてK-1のベルトを獲ります」と意に介せず。

「Krushのベルトを目標にしていた頃は、Krushのベルトをすごく遠くに感じていたんですけど、K-1のベルトを目標にしたら(Krushのベルトは)近いものとして見えるようになりました。人間、目の前にある目標は遠く感じるけど、もっと先を見ていると近くに感じるんです」と持論を展開し「左右田選手は強いと思いますけど、僕にチャンピオンのプレッシャーがあるわけでもないし、自分より強いとはこれっぽっちも思ってない」と対抗心をのぞかせた。

 両者のコメントが一通り終わり、最後にファンへのメッセージを求めると、左右田は「僕はずっとKrushのベルトはK-1のための通過点と言ったんですけど、今日の会見が終わって思いました。僕がKrush-65kgの起爆剤になりますよ」。

 中澤は「左右田選手が起爆剤になると言っているんで面白い試合になると思います。KOになると思うんで一瞬も見逃さないでください」と告げた。

 最後にKrush-65kgのベルトを巻いてるのは中澤か? それとも左右田か?

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