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[ニュース]2017.5.27
「Krush.76」5.28(日)後楽園 KANA、再起戦へ向けて「外国人天国にはさせない」!木村“フィリップ”ミノルが戦闘マシーン化!女子-45kg戦線にも注目
    
 5月27日(土)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.76」の前日計量・記者会見が行われた。

 この大会では、1月にベルトを失った前女子王者KANAが再起のリングへ。現王者メロニー・ヘウヘスを過去に下しているグレイス・スパイサーとの対戦だ。

「(KANAは)身長は同じくらい。他には特に印象はない。準備は万全で、日本での試合は初めてだけど、プレッシャーもない。というより、どこで闘うにもプレッシャーはあるし、私は試合前のプレッシャーが好き。それがあるからこそベストなパフォーマンスが出せる」

 落ち着いたコメントを残したグレイス。一方のKANAは「今までで一番の練習ができた」ことから精神的にも充実しており「試合がスゲー楽しみ。待ちきれないです」と意気込みを語った。

 しかしグレイスがメロニーとの対戦、Krush女子王座獲得を狙っていることについては「外国人天国にさせるわけにはいかないし、自分が流出させてしまったベルトなので、自分が取り戻します」という決意も。

 また、この大会ではLittle Tigerと平岡琴の女子-45kgマッチも。今後、この階級の正式採用、タイトル制定も見据えてのマッチメイクだけに、GOサインが出るような内容が求められる。

 Little Tigerはこれが2度目のKrush参戦。前回はルールに対応できないまま敗れた印象だが、今回は「心技体が一致している」と言う。この試合に向けてタイで2ヶ月半もの練習を行なっており、1日3回の練習などで万全に仕上げてきたという。キック、ムエタイでトップクラスの戦績を残してきた選手だけに、Krushでも本領発揮に期待がかかる。

 一方、平岡はキャリアこそ少ないもののKrush生え抜き。Little Tigerについては「計量もかなりアンダー(700g)だったし、思ってたより小さいですね。でもキャリアでは全然上ですし、ナメてかかるわけではないです」と語った。新階級への思いも強く「-45kgは適正体重。この階級を盛り上げていけるのは私しかいないと思っているので、私が一番強いというところを見せたいと思います」と言う。

 再起戦としてKANAとともに注目されているのは、KENJIと対戦する木村“フィリップ”ミノルだ。MMA、Krush復帰戦でKOされ、以前の会見では「名前に群がりやがって」と対戦要求してきた選手への怒りも見せていた木村。

 しかし大会前日のこの日は自信に満ちており「これからはもう俺に勝てる選手はいないと思います。相手に噛み付くとかじゃなくて、もう負けないです」と語った。その自信の裏付けとなっているのは、3日前の“トリップ体験”だ。

「梶原(龍児)選手とか狂拳(竹内裕二)選手とやった時の映像見てたんですけど、前は“凄かったなぁ”って離れたところから見てた感じだったんですよ。でも今は違いますね」

 木村曰く「自分と向き合う時間を多く取った」。その結果として「悲しさとか、ネガティブな感情も全部背負って闘ってた自分」が戻ってきたようだ。

「もう大丈夫です。今の俺は戦闘マシーンですよ。試合はゲームですね。超デンジャラスで超シリアスなゲーム」

 対戦相手のKENJIに対しては「いま見たら獣のような目をしてましたね。試合ではそれを消します」。さらに「やっぱりファイターは俺になりたいと思うんですよ」「俺が一番。それはみんな知ってること」と自信満々だった。

 そんな木村との対戦に「MMAファイターやプロボクサーとも練習してしました。どんな攻撃がきても大丈夫です」とKENJI。また「木村選手、戻ってきてるみたいなので、明日は思い切り殴りあいましょう」とも。ここで「蹴り合いかもしれないけど」とKENJIが言うと「絶対ない!」と木村。最後までハイテンションな姿が印象的だった。

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