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[ニュース]2017.5.29
木村"フィリップ"ミノル、初代K-1ウェルター級王座決定トーナメント出場に向けて好発進!「全盛期のマイク・タイソンみたいに全員ぶっ倒す」
    
 5月29日(月)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて「Krush.76」の一夜明け会見が行われ、木村"フィリップ"ミノルが試合を振り返ると共に今後の目標を語った。

 昨日の大会ではKENJIとの激しい打ち合いを制して、豪快なKO勝利を収めた木村。昨年6月以来、約11カ月ぶりの勝利ということで、会見では「めっちゃホッとしていて、自分がやってきたことが間違っていなかったと証明できたと思います」と安堵の表情を浮かべる。

 さらに「KO勝利も2年前のHIROYA戦以来で、いい感覚を取り戻せました。前日会見でも言った通り、僕はもう大丈夫です。間違いないです。これからもぶんぶん振り回していきたいと思います」と復活をアピールし、質疑応答でも雄弁にKENJIとの一戦を振り返った。

「昨日は男として気持ちいい試合、試合というか闘いでした。僕もKENJI選手も2人とも戦闘モードだったと思います。でもそれは僕が相手だからこそそうなったと思うし、自分の土俵に引きずり込むのもトップの仕事。昨日はそれが出来たと思うし、これからどんな相手でもうまく心理作戦で打ち合いに持っていこうと思います。

(気持ち的には昔に戻った?)そうですね。僕がバンバン倒して勝っていた時期は何も怖くなくて、自分のパンチが当たる距離に入れば倒れないやつはいないと思って『俺のパンチはかすっても倒れる』という気持ちでやっていました。どんな強い選手でも打ち合いで俺に勝てるやつはいないと思っていたし、そういう自信も戻ってきました。

 もし俺の世界一の強打を耐えるやつが出てきた場合、テクニカルな自分を出します(笑)。だからそういう僕は今後もう何年も見れないんじゃないですか? 全部あれ(打ち合い)で終わっちゃうと思います」

 昨日の試合後、木村は9月に予定されている初代K-1ウェルター級王座決定トーナメントへの出場をアピール。この日も「もし判定勝ちでも試合内容に納得いかなかったら、さすがに(K-1出場は)言えない状況でした。KOして自分に納得できる試合をしたら(K-1出場を)言おうと思っていました。やっぱりファイターとしてはK-1に出たいし、そこでベルトを獲ることを見据えて練習していたので、次はK-1のベルトを目指してやっていきたいです」と語る。

 これを受けて宮田充プロデューサーは「木村選手はK-1における実績は十分。そして何より昨日の試合で本来の強さを見せてくれたことが大きいです。6月上旬にトーナメントの出場発表予定ですが、僕はそこに出場する資格はありだと思います。その方向で進めていきたいと思います」と木村のK-1参戦を当確とした。

 これを聞いた木村は「トーナメント3試合、パンチを振り回します。全盛期のマイク・タイソンみたいに、相手がどんな対策を立ててこようが、ぶっ倒すだけです!」宣言。「相手が打ち合いに付き合う・付き合わない関係なく全員ぶっ倒します。調子乗ってるやつは強いですからね。ピンチになってもひっくり返すし、勝利の女神も引き寄せます」と優勝を誓った。

 会見の最後、木村は「ファンのみんなには僕の勇気を見てもらいたい。そういうところでみんな僕に感情移入してくれると思うし、勇気をもって前に出る姿を見てもらって『自分も頑張ろう』と思ってくれたらうれしいです。今回もたくさんのサポートと応援があって、自分を持って勝つことが出来ました。でもこれはただのスタートです。みんなのサポートと応援があれば、これからも勝っていけるので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージ。

 戦慄のブラジリアンフックはK-1のリングでも大暴れするはずだ!

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