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[ニュース]2017.6.1
「K-1 WORLD GP」6.18(日)さいたま 日菜太が“本気”の公開練習で仕上がりの良さをアピール!「これだけやってベルトに手が届かなかったらしょうがない。そう思えるくらい腹をくくっている」
    
 6月1日(木)東京・クロスポイント吉祥寺にて、6月18日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント〜」のトーナメント一回戦でジョーダン・ピケオーと対戦する日菜太が公開練習を行った。
 日菜太が公開練習で“本気”を見せた。本格的な練習の前後に公開練習用の時間を設けて、ミット打ちなどで動きを見せる選手が多い中、日菜太はプロ練習の真っ最中に公開練習の時間を設定。激しいミット打ちのインターバル中に撮影用のK-1グローブを着用し、そのまま公開練習としてミット打ちをスタートさせた。

 もちろんミット打ちの内容は継続して激しいもので、日菜太は蹴り主体のミット打ちを1R・ローキック主体のミット打ちを2Rずつ披露。トーナメントへ向けて気迫のこもった蹴りをタイ人トレーナーの持つミットに叩き込んでいった。

 公開練習後のインタビューで「実は今日公開練習だったことを忘れていて、髭も剃っていないし、髪もボサボサなんですよ」と苦笑いの日菜太だったが「これだけ本気の公開練習している人はいないでしょう。でもメイウェザーやパッキャオなど一流の選手は練習を公開しているし、僕は練習を公開しても負ける気がしない」とキッパリ。

「今は疲労も溜まっていますが、すごくいい感じで練習が出来ています。僕は(力を)抜いた練習を見せるつもりはなかったんで、本気のミット打ちを見てもらいました」と手加減なし・100%本気のミット打ちだったことを明かした。

 日菜太は新生K-1初参戦となった2月の代々木大会で松倉信太郎に圧勝。松倉戦後はトーナメント参戦を見据えて「一週間でスパーリングを12R、それを毎週続けてきました。かなりスパーリングはやっていますね」と実戦練習を続けてきた。

「20代前半や10代の頃と比べると追い込む期間は少なくなっている」とは言うものの「(練習を)やる日はやる、抜く日は抜くでメリハリをつけてやっています。よく『日菜太はスタミナがある』と言われますけど、それはこれだけ練習しているからです」とハードな練習で自分を追い込み、1日3試合のワンデートーナメントを勝ち抜くためのスタミナを作っている。

 もちろん強化しているのはスタミナだけではない。自身のSNSで「毎日公開練習」と題して日々練習の様子を公開している日菜太は、得意の蹴りだけでなくボクシングスパーの映像も公開。「僕がパンチの動画をあげてもみんな『いいね!』してくれないんですけど(苦笑)、すごくパンチは上手くなっています。もし足を痛めて蹴れなくなっても、パンチで打ち合って十分に通用する自信はある。今の僕は昔と違って使える武器が増えていて、どの攻撃でも倒せるものがある。相手はどの攻撃に集中していいか分からないだろうから、大変なんじゃないですかね」と全ての攻撃に磨きをかけてきた。

 決戦に向けて充実の日々を送っている日菜太は「僕が優勝できなくて日本のスーパー・ウェルター級が終わっても、それはそれでしょうがない。これだけやってベルトに手が届かなかったらしょうがないなと思えるくらい腹をくくっているんで、ファンのみなさんは僕に期待してください」と自信と覚悟を口にしている。

 トーナメント一回戦で対戦するジョーダン・ピケオーはVS日本人無敗の“日本人キラー”。日菜太が対戦を熱望していた佐藤嘉洋を引退に追いやった相手でもあり、日菜太は「僕が一番戦いたかった佐藤さんに引導を渡したのがピケオー。佐藤さんと戦う夢を潰されたんで、そういう想いも全部ぶつけて勝ちに行きます」と燃えている。

 日本人の苦戦を予想する声も多いが、日菜太は「僕は一日3試合やって優勝しますよ」と完全否定。K-1のベルトへの想いを熱く語った。

「色んな人たちが日本人は一回戦を勝つのがやっととか言っていますけど、僕は決勝まで行くし、1日3試合勝って優勝します。1日3試合やるのは本当にキツくて、僕はトーナメントの優勝者がその大会のMVPだと思っています。だから6月は3試合しっかり勝って、6月以降は僕をK-1のエースとして扱ってもらいたいですね。

 今まで僕は戦いたいやつと戦って、勝ちたいやつに勝ってきたのですが、唯一獲れていないものがK-1のベルトです。僕はアルトゥール・キシェンコに勝っても、アルバート・クラウスに勝っても、アンディ・サワーに勝ってもK-1のベルトを巻けなかったんです。K-1のベルトを獲れば今後の人生が大きく変わると思うし、僕はK-1のベルトを獲らないといけないと思っています。僕は6月18日に向けて人生をかけて頑張ってきました。僕がベルトを巻く姿を期待していてください」

 一世一代の大勝負に挑む日菜太に注目せよ!!

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