2月の初代K-1ライト級王座決定トーナメント一回戦では卜部功也からハイキックでダウンを奪い、大激闘の末に勝利を収めたゴンナパー。しかし功也戦で負ったダメージが大きく、準決勝では平本蓮のパンチを浴びてKO負けという結果に終わっていた。

　ゴンナパー自身「もったいないことをしたと思う」と反省し「K-1ルールはムエタイと違ってヒジ打ちや組んでからの攻撃がない。前回は少しルール的にやりづらい部分があったが、今回はそれをなくすための練習を続けている」。

　具体的にはヒジ打ちや組んでからの攻撃の練習をなくし、基礎的なパンチと蹴りの強化に取り組み「前回はガードが甘かったので、今回はガードの練習にも時間を費やしている」とディフェンス強化にも着手。公開練習では代名詞でもあるローキック、そして左右のパンチなど強烈な攻撃を繰り出していった。

　王者のウェイは対戦相手に合わせて戦い方を変える柔軟さ・高いディフェンス能力を見せて初代ライト級王座決定トーナメントを制覇。ゴンナパーも「逆ブロックからはウェイが上がってくるだろうと思っていた」とウェイの勝ち上がりを予想しており「彼はとても頭がいい選手という印象がある」と分析している。

　その一方でゴンナパーは「前回は1日3試合のトーナメントで敗れてしまったが、1日1試合のワンマッチでは誰にも負けない自信がある」と一発勝負のタイトルマッチでは自分に分があると断言。「とにかく自分が得意にしている攻撃＝左の蹴りとパンチをウェイに叩き込む。ゲーオからアドバイスをもらって対策を練っているし、彼よりも自分の方が心が強い。勝つのは自分だ」と打倒ウェイに絶対的な自信を持っている。

「今はK-1のベルトが欲しい。全身全霊で戦って必ずベルトを獲りたい。ゲーオと2人でK-1チャンピオンになる」とK-1王座奪取に闘志を燃やすゴンナパー。“ワンマッチならゴンナパー最強説”は現実となるか！？