過去にK-1甲子園の決勝やプレリミナリーファイトでK-1のリングに立ったことがある西京だがスーパーファイトとしての参戦は初めて。「勝たないと次にはつながらないので自分もここまで来たと思うことはないですが、初めてのスーパーファイト、しかも初めてのさいたま大会なのでスーパーファイトの雰囲気を楽しみながら戦いたいです」と燃えている。

　公開練習で西京はキレのある左ミドル・左ストレート・右フックを繰り出し「追い込みもあと一週間。いい感じで疲れがたまっていて、いよいよ試合が近づいてきたなって感じです」と調整は万全だ。

　対戦相手の小澤海斗はKrush-58kg王者にして、昨年の初代K-1フェザー級王座決定トーナメントで準優勝。武尊と2度に渡る激闘を繰り広げただけでなく、舌戦や乱闘騒ぎを起こして大きな注目を集めたファイターだ。

　西京は「爆発力とスピードがある選手」と小澤の実力を認めつつ「小澤選手が色々と言っているのは知っていますが、記事やインタビューを見るとムカつくので一切見てません」と相手にせず。その上で「倒すイメージはできている」「小澤選手は通過点に過ぎない」と言い切った。

「小澤選手は爆発力とスピードがある選手。戦績も実力も知名度も上で小澤が勝つと思っている人が多いと思いますが、この試合のために練習してきて負けない自信はつきました。武尊さんとやった試合やそれ以外の試合も色々と見て、弱点というか、こういう攻め方ができたら…というはあります。倒すイメージ？（即答で）できていますね。

（小澤のインタビューや公開練習の記事は見た？）ムカつくんで見なかったです。たまにSNSで小澤選手が僕のことを“ガキ”と言っているのを見るとイラっとするし、ムカついているのはお互い様ですね（苦笑）。まあここで言い合いしても仕方ないので、そこはさらっと流すようにしています。（小澤戦後の展望は？）小澤選手も強いので圧倒的に勝つのは難しいかもしれませんが、僕は普通に勝ちます。小澤選手は通過点に過ぎないんで、しっかり通過して、もっと上にいきます」

　先日、西京は同じ大会に出場する弟・西京佑馬と共に地元の海老名市長を表敬訪問。試合後には海老名市でイベントを行うことも予定されており「勝たないとかっこつかないですが、色んな人に注目されることはモチベーションになります」。西京は小澤との一戦を制して、更なる飛躍につなげることができるか！？