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[ニュース]2017.7.17
「K-1 WORLD GP」9.18(月・祝)さいたま 日菜太、スーパー・ウェルター級のベルトを目指して再出発! 
    
 7月17日(月・祝)東京・ベルサール九段にて、9月18日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ウェルター級王座決定トーナメント〜」の対戦カードが発表された。
 第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント一回戦でジョーダン・ピケオーに敗れた日菜太の再起戦が決まった。対戦相手はスペインを主戦場に活躍し、55戦のキャリアを誇るセルジオ・サンチェスだ。サンチェスはWAKOヨーロッパ王者の肩書きを持ち、パンチ主体のファイトスタイルで現地では“Dynamite”(ダイナマイト)と呼ばれている。

 会見では司会者を通じてサンチェスのコメントが読み上げられ、サンチェスは「格闘技の歴史の中で最も素晴らしい団体であるK-1のリングで戦うことは、自分にとってとても光栄なことだ。そのK-1で今まで世界のトップクラスの選手たちと戦ってきた日菜太と戦えることを嬉しく思う。日菜太は自分の存在を世界にアピールする相手としてはこの上ない相手だ。必ず勝ってセルジオ・サンチェスの名を世界に知らしめたい」とK-1参戦に向けた意気込みを語っている。

 続いてK-1のリングで再起戦を迎える日菜太がトーナメントの敗戦を振り返りつつ、再出発に向けた想いを語った。

「前回のスーパー・ウェルター級トーナメントで必ず優勝すると言って、優勝できなかった自分にガッカリしました。思ったよりも強くない自分にガッカリしたし、優勝できなかったことが悔しいです。

 僕は嘘をつきたくないので、優勝できなかったことが嘘になるならしょうがないですが、K-1のベルトを巻くことが出来たら、その言葉も嘘ではなくなると思います。と、勝手に自分の中で良い様に解釈しました。ここから少しでも前に進んで、カッコ悪い自分ではなく、なりたい自分になるためにK-1のリングで戦うことにしました。

(すぐに再起戦が決まったことについて)試合が終わって2日後ぐらいに、今回の試合のオファーをいただいて、山口(元気)代表には『今回落ち込んでいるので1週間後ぐらいに返答させてください』と言っていて、1週間後に『試合をします』返答しようしたら、代表は僕よりも試合をやる気でした(笑)。

(負けてもオファーをもらえて)自分が評価されているとは思いませんが、僕は色んなことと戦って新生K-1の舞台に出場しました。そこで1回負けて『もう辞めます』と言ったら、『何のためにK-1に来たんだよ?』とガッカリする人がたくさんいると思います。僕はもう少し戦いたいし、僕が色んな道を作れるんじゃないのかと思って、自分を信じています。だからまたK-1で戦います」

 対戦相手のサンチェスについて「ちょっと映像を見たんですけど、画質が悪かったので途中で見るの辞めました(笑)。これからしっかり映像を見て練習します」という日菜太は「今回は相手に関係なく、気負わずに自分を出したい。前回は今までないぐらい練習して、それで思った以上に動けなかったので、今回は肩の力を抜いて楽しんで戦いたい」と“自然体”での勝利を目指す。

 また日菜太は第2代スーパー・ウェルター級王者となったチンギス・アラゾフについても言及。「アラゾフにタイトルマッチで勝って自分の価値を証明したい」と王座挑戦を目標に掲げた。

「ワンマッチだったらピケオーはもっとアラゾフと戦えたと思うし、あのトーナメントの3強はアラゾフとピケオーと僕だと思っています。僕はアラゾフとタイトルマッチを戦いたいし、勝って自分の価値を証明したいです。

 アラゾフはまだ24歳で、明らかに僕より年上にしか見えないですけど(笑)、そういう世代と戦えることにはやりがいがあります。今の僕たちの世代はすごい相手にどうにかやっと勝ってきたけど、今の若い選手たちは僕らがどうにか勝ってきた相手を簡単に倒してしまう。

 でも僕はまだ強くなっていると思うし、自分のことも信じています。そしてまだ戦いたい自分もいるので、見ている人たちから『もうお前の試合は見たくないよ』と言われるような試合をしない限り、K-1という最高のリングで戦っていきたいです。次の試合では強い自分を見せます」

 王者アラゾフの持つベルトを目指し、日菜太の新たな戦いが始まる!
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