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[ニュース]2017.7.29
「Krush.79」8.20(日)名古屋 野杁正明、K-1王者になっても進化は止まらない!「パンチの威力もスピードも上がっている。蹴りだけでなくパンチでも倒せる姿を見せたい」
    
 7月28日(金)東京・K-1ジムEBISU小比類巻道場にて、8月20日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール「Krush.79〜in NAGOYA〜」の[スーパーファイト/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R]でディエゴ・フレイタスと対戦する野杁正明が公開練習を行った。
 6月のK-1さいたま大会でゲーオ・ウィラサクレックに勝利し、第2代K-1スーパー・ライト級王者となった野杁。試合後は「ずっと応援してくれている人たちからは『良かったね』と声をかけられたり『試合を見ているだけで泣けてくる』と言われたり、自分のために獲ったベルトですが、周りのみんなが喜んでくれて獲ってよかったと思います」と周囲と喜びを分かち合い「ベルトを獲って満足ではなく、ここからが大事。ここからがスタートです」といつもように試合一週間後からジムワークを再開した。



 K-1王者として名古屋大会に凱旋する野杁の対戦相手はポルトガルのフレイタス。ISKA欧州スーパー・ライト級王者とStrike League 2015スーパー・ライト級トーナメント王者タイトルを保持する初来日の強豪だ。試合映像もチェックして対策を練っている野杁は「これを気をつけなければいけないという技はない相手。ただ外国人選手は映像が古かったり、直近の試合はなかったり。今までも外国人選手と戦った時は、実際に試合をしてみて外国人特有のバネや打たれ強さが想像以上の場面が多かった」と分析する。

 そのうえで「そういう相手だからこそ気をつけないといけない。ヒザ蹴りでカットしてTKO負けになったマサロ・グランダー戦の時も同じことを言っていたと思うし、フレイタスも未知の強豪だと思って対策を練っています。そして僕自身の技術レベルアップを意識しているので、進化した僕を見せられると思う」と気持ちを緩めくことなく、対策・練習を続けている。


 公開練習で野杁はカレロ・エルナンデス・バロディアトレーナー(※元ボクシングのキューバ王者)とパンチのミット打ちを披露。「僕は蹴りの選手という人がほとんどだと思うけど、最近はパンチが格段に良くなったと言われています。パンチの威力もスピードも上がっているので、蹴りだけでなくパンチで倒せる野杁正明を見せたい」とパンチによるKOを思い描いている。

 今回は日本vs世界というテーマで試合が組まれ、野杁を筆頭に大和哲也とKANAが海外勢を迎え撃つことになった。特に大和はK-1スーパー・ライト級のベルトを狙っているライバルであり、野杁は日本チームとして勝利を目指すことはもちろん「今回は対抗戦で同じ日本チームなのでライバル意識はないけれど意識しないと言えば嘘になる。大和選手もいい試合内容・結果を残したい」と試合内容で大和を上回りたいと語る。

 また野杁にとって今回は2013年の久保優太戦以来、名古屋大会で二度目のメインイベントを務めることになる。野杁はしっかりとメインを締め、“絶対王者”になるための第一歩にするとファンに誓った。

「KrushやK-1のメインは必ずといっていいほど面白い試合になるので、期待を裏切らない試合をしたい。K-1王者として、メインイベンターとして結果と内容でみなさんが満足する試合にしたいです。名古屋大会ということで僕を応援してくれる人もたくさん来るし、去年よりも進化した姿を見せられたらいいなと思います。ただ単に強くなって判定勝ちしても、それはどうなんだ?となると思うので、他の-65kgの選手たちが黙るようなKO勝ちで締めたいと思います。

(今後の目標は?)-65kgは強い選手がいっぱいいて、K-1の防衛戦もしないといけないし、昨年フランスで獲ったベルト(Nuit Des champions 世界-66kg王座)の防衛戦も入ってくると思います。色んな挑戦者が出てくると思いますが、僕が絶対王者としてベルトを防衛していきます。なので主催者には『この選手だったら野杁は負けちゃうんじゃないか?』と思うような強豪を挑戦者としてぶつけてほしい。それに勝つことで僕の実力も認めてもらえると思います」

 怪物・野杁がK-1王者として一回りも二回りも大きくなって名古屋に戻ってくる!
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