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[ニュース]2017.8.4
「Krush.78」8.6(日)後楽園 第3代-63kg&第4代-65kg王者・山崎秀晃が2大タイトルマッチを語る!「大蔵の実力はあんなものじゃない。中澤vs左右田は冷静な気持ちでは見ていられないです」
    
 8月6日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.78」では[Krush -65kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]王者・中澤純vs挑戦者・左右田泰臣、[Krush -63kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]王者・佐々木大蔵vs挑戦者・谷山俊樹の2大タイトルマッチが行われる。大会直前企画として、第3代-63kg王者&第4代-65kg王者・山崎秀晃にタイトルマッチの見所・ポイントを聞いた。

本当の佐々木大蔵の実力はあんなものじゃない
ファイターは自分の力で現状を打破するしかない

「今、僕は膝の怪我があってKRESTの練習にはフルで参加できていないのですが、佐々木大蔵から『秀さんがいてくれると力になるのでセコンドお願いします』と依頼されて、セコンドにつくことになりました。練習を見る限り、仕上がりも良くて調子はいいと思いますね。僕は大蔵が-63kgでチャンピオンになる過程を近くで見ていて、ベルトを巻いてから彼のオーラや立ち振る舞いが変わったなと思います。チャンピオンに恥じない練習をしているし、顔つきも変わりましたよね。そして自信を持って戦えるようになったと思います。

 周りからも『佐々木大蔵は試合で実力を出せるようになった』と言われるようになりましたが……普段の大蔵を知っている僕らからすると、それでもまだ練習での力は出し切れてないんですよ。試合で出ているのは大蔵の60〜70%の力で、ベースの底力が上がった分、試合で出る力が結果的に上がったというか。今までの試合と比べれば、力を出せるようにはなってきましたが、本当の佐々木大蔵はあんなもんじゃないです。

 挑戦者の谷山俊樹選手はテクニックがあって、技術に長けている選手という印象です。パワータイプではないですが“上手い”タイプですよね。今回はK-1のトーナメントで敗れた選手同士のタイトルマッチということで周囲の目が厳しい試合だと思います。でもファイターである以上、それは自分の力で打破するしかない。格闘技は結果がすべてですが、今回は内容も問われるでしょう。大蔵のセコンドという立場から言わせてもらうと、大蔵が普段の力を出し切れば、この状況を必ず打破してくれると思うし、お客さんに自分の実力を見せつけてほしいですね」

客観的に中澤vs左右田は楽しみな試合ですが…
同階級の選手の試合は冷静な気持ちでは見ていられない

「左右田泰臣選手とは去年3月のK-1で対戦していますが、身体が強い印象を受けました。最終的にKOすることが出来ましたが、多少攻撃をもらってもひるまないタイプで“崩れない”選手ですよね。テクニックタイプでありつつ、しっかり倒すところは倒せる選手だと思います。

 中澤純選手は僕がKrush-65kg王者だった時に『山崎選手はK-1の日本代表決定トーナメントで優勝した。山崎選手のタイトルに挑戦して日本一を決めたい』と言ってくれていて、僕が膝の怪我でタイトルを返上して対戦は実現しなかったのですが、中澤選手のことは気にしていました。(中澤は)身体もしっかり出来ていてパワフルな選手で、最近の試合を見ていてもテクニックが上がっているなと感じます。

 客観的に見て2人の対戦は楽しみですし、どうなるんだろう?という気持ちですね。まぁ……僕からすると対戦する可能性がある2人なので、そこも見据えて研究材料になるのかなと思います。どうしても同じ階級の選手は『試合が組まれればやってやるよ』という目線になりますし、冷静な気持ちでは見ていられないですね。見所の解説にはなってないかもしれませんが……そこはすいません(笑)。

 僕の怪我の状況ですがリハビリをやりつつ、少しずつ強度のあるトレーニングに移行している段階です。まだジムワークや実戦練習は出来ていないのですが、ここは慌てずにしっかり怪我を治すことが大事かな、と。今はフィジカルを作って、ジムワークを再開するまでに貯金を作っておいて、そこから動けるようにしたいと思います。年内にはジムワークも再開できる予定ですし、必ず強くなった&進化した山崎秀晃としてリングに戻ってきます!」
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