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[ニュース]2017.8.4
「K-1 WORLD GP」9.18(月・祝)さいたま モハン・ドラゴン、地獄の猛特訓でネパール初のK-1王者になる!「私が3人とも倒して優勝する。判定で勝つことは考えていない」
    
 8月4日(金)東京・ときわ台の士魂村上塾にて、9月18日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP JAPAN〜初代ウェルター級王座決定トーナメント〜」のトーナメント一回戦で渡部太基と対戦するモハン・ドラゴンが公開練習を行った。
 今回のトーナメントにネパール代表として出場するモハン。これまでKrushを含めて倒すか倒されるかの試合で会場を沸かせてきた激闘派で、人類最“激闘”区と呼ばれるウェルター級の象徴的なファイターの一人と言っても過言ではない。

 公開練習では村上竜司塾長と共にラウンドごとに種目を変えるサーキット形式のミット打ちを披露。ミット打ちはパンチ・飛びヒザ蹴りの連打から始まり、スクワットしてからの飛びヒザ蹴りやチューブで引っ張られながらのミット&サンドバック打ちへと続き、瞬く間にモハンのTシャツは汗でびっしょりになる。さらにインターバル中にも同門の恭士郎に生スネでローキックを蹴らせる練習まで組み込まれており、まさに気合いと根性の詰まった公開練習となった。

 公開練習後のインタビューでモハンは「普段からこういった“身体をいじめる”トレーニングは続けている。塾長はいつも『毎日、試合で辛くなる以上のトレーニングをやっておけば、リングの上で辛くなることはない』と言っていて、まさにそのためのトレーニングだと思います」。

 ローキック受けについても「あれはまさに試合のイメージ。ミット打ちはこちらが打つだけだけど、実際の試合は相手に打たれることもある。普段はヘビー級の上原誠にもローを蹴らせているので、私にローは効かないです」と語るほど。さらにモハンは「塾長から『言ったらダメだ』と言われている秘密特訓もやっている」とニヤリ。「試合の時には秘密兵器を出しますよ」と秘策があることを匂わせた。

 モハンがトーナメント一回戦で対戦するのは元Krush-67kg王者の渡部太基だ。こちらもKrushを代表する激闘派で、モハンは「彼も私と同じくらい試合を盛り上げて一歩も下がらずにガンガン前に出る選手。私も絶対に下がらないし、バシッと決めて勝ちます」。一日三試合の過酷なワンデートーナメントを前にして「私は目の前の試合のことしか考えてない。そうしないと試合が盛り上がらないし、先を考えて試合をして優勝しても意味がない」と言い切った。

「空手時代にワンデートーナメントは何回も経験していて、4回優勝しています。その時も次の試合のことは考えずに、目の前の試合のことだけを考えて戦って優勝しました。そうしないと試合が盛り上がらないし、優勝しても意味がないと思います。

(怪我の心配は?)トーナメントは必ず怪我をするもの。一度、空手のトーナメントで優勝できなかったときは拳を粉砕骨折して、鼻も折れた。モハンスタイルで戦えば怪我のリスクは高いけど、自分は戦い方を変えるつもりはないし、怪我のことは考えずに試合をする。そうしないと観客が盛り上がらないでしょう。

(トーナメントの勝ち上がりは意識している?)トーナメントに出ているみんな優勝するために毎日必死に頑張って、5〜7Lは汗をかいている。だから誰が勝ち上がってきてもおかしくないし、誰が相手になっても関係ない。私が3人とも倒して優勝する。判定で勝つことは考えていません」

 ネパール人ファイターがK-1の王座決定トーナメントに出場するのは史上初。モハンは日本に活動の拠点を置くファイターだが「ネパールでは私のK-1参戦が非常に盛り上がっていて、たくさんの人たちが絶対に優勝してほしいと願っている」。さらに「私の故郷ネパールと、私の師匠(村上塾長)の国・日本。私は二つの国に支えられて応援されているので、他の選手よりも倍頑張ることが出来る」とネパールと日本を背負って戦うつもりだ。

 モハンにとってK-1は格闘技を始めるきっかけになったもの。「K-1がなかったら今の自分はいないし、K-1があったから自分は格闘技を始めて、今ここにいる。K-1は私の夢の舞台で、夢を掴んだ気持ちがある。K-1のベルトは夢のもので、今はそれを手に入れたいという気持ちです」と夢のK-1王者への想いを熱く語った。

 最後にモハンは「9月18日は私がばっちり盛り上げます。さいたまスーパーアリーナを燃え上がらせるので応援してください」と力強いメッセージ。モハンはネパール初のK-1王者という夢を叶えることができるか?
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