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[ニュース]2017.8.5
「Krush.78」8.6(日)後楽園 -65kgタイトルマッチは互いの主張がぶつかり合う一戦!王者・中澤純「お前は人の揚げ足を取ってるだけ。何様のつもりだ? 」vs挑戦者・左右田泰臣「Krushに正解も不正解もない。勝った方が正解ですよ」
    
 8月5日(土)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.78」の前日計量・記者会見が行われた。

 ダブルメインイベント第2試合は王者・中澤純と挑戦者・左右田泰臣による-65kgタイトルマッチ。対戦カード決定以降、両者は「(中澤のPVの発言を聞いて)会社の代表であり、Krushのトップに立つ人間が(煽り映像で)自分の器のことをアピールして、相手に対してバーカという表現を使うところを見ていてると寂しくなる」(左右田)、「もし自分の部下にあんなグチグチうるさいやつが言ったらクビにする」(中澤)など、互いの主張を激しくぶつけ合った。

 試合を明日に控えた前日会見でも両者は自分の主張を曲げない。先にマイクを持った左右田は「Krushのリングには正解も不正解もない。勝った方が正解者になると思うので、もし俺が間違っていると思うなら、あなたの力で俺を倒して、俺を更生させてください」と不敵に語ると、中澤は「何様なんだろうって思いますよね」と不快感を露わにする。

 続けざまに中澤が「自分で自由に生きたいって言ってんだから好きに生きろよ。一連の発言を聞いていても、人に話を振って上手くやってるだけ。上げ足をとってるだけですよ」と左右田を一刀両断すると、左右田も「お互いの発言でファンのみなさんが『中澤vs左右田が面白そう』と思ってくれるんだったら、それでいいんじゃないですか」と切り返し、最後までお互いの主張は平行線のままだった。

 試合という部分にフォーカスすれば王者・中澤に挑戦者・左右田が挑む図式だが、K-1での実績がある左右田有利の声も多い。中澤にとって左右田有利の下馬評は「そっちの方が燃えますね」とモチベーションを上げる材料で「弱いやつとやって『中澤が勝って当たり前』と思われるとプレッシャーがあるだろうけど、左右田選手が挑戦者なのでそういうプレッシャーはない。左右田選手をぶっ倒すことだけに特化する練習をしてきたし、左右田選手のおかげで楽しく試合が出来そうです」とプラスに捉えている。

 一方の左右田も左右田で「ずっと練習でやっていることは変わらないので、今回も自分のレベルアップのためのトレーニングを積んできた。今年から新しい練習を始めて、4月に少しだけ、ほんの少しだけ練習の成果を出せたので、そこで掴んだ感覚の幅を広げて確率を上げて、自信をつけたい」と中澤戦よりも先を見据えた試合にするとしている。

 中澤と左右田が目指す場所はK-1スーパー・ライト級(-65kg)戦線への殴り込みだ。左右田はKrush初参戦時と変わらず「僕はどうしてもKrushのベルトが欲しいわけじゃないので、今後のステップアップの一つの試合だと思ってやっています」とKrushのベルト=K-1への踏み台だと言い、中澤は歴代のKrush-65kg王者が誰も成し遂げることが出来なかった勝利しての王座防衛を目標に掲げつつ「ベルトを防衛したあとにK-1で試合をしたい。そこは左右田選手と考えていることは一緒。お互いそこ(K-1)への意識は強いんじゃないですかね」とこちらもK-1参戦をアピールした。

 最後までお互いの主張や考えが交わることのなかった王者・中澤と挑戦者・左右田。Krush-65kgのベルトを巻いて、更なる飛躍につなげるのはどちらだ? 
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