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[ニュース]2017.8.7
-65kg王者・中澤純、左右田泰臣との死闘を振り返る「最後は根性。やるしかねえなと思って戦いました。次の目標は…K-1に出たい!」
    
 8月7日(月)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて「Krush.78」の一夜明け会見が行われた。
 昨日のダブルメインイベント第2試合で、延長までもつれる左右田泰臣との死闘を制し、初防衛に成功した-65kg王者・中澤純。試合の激しさを物語るようにサングラス着用で会見に姿を現すと「今の心境はホッとしています。それ以外の言葉はないですね」と安堵の表情を浮かべる。

 続く質疑応答で試合について聞かれると「あそこまで打ち合うとは思わなかったです。かなり僕のパンチも当たっていて、拳もずるむけだったのに、左右田選手は丈夫だと思いました」と中澤。延長に入った時の心境を「減量の影響だと思うんですけど、途中で腕に力が入らなくなっていて『延長かよ?』と思いました。でも最後は根性。やるしかねえなって感じで戦いました」と語る。

 第5代-65kg王座決定トーナメント決勝の小宮由紀博戦と同じく判定は2-1と割れ「最初に読み上げられジャッジが左右田選手で、小宮戦と同じだったんですよ。あれ、わざとドキドキさせてますよね(笑)? 僕としては悔し泣きすることになると思っていたら、最終的に僕の勝ちになって悔し泣きから嬉し泣きに変わった感じでした」。

 苦しい試合ではあったものの、K-1で活躍する左右田を下しての王座防衛で、中澤自身「この2カ月間、左右田選手のことを考えて生活して、おかげさまで強くなれました。今回はすごく試合に向けて集中できて、スパーリングの時よりも相手のジャブが見えました」と成長に手応えを感じている。

 Krush史上初めて勝ってベルトを防衛した-65kg王者となった中澤の次なる野望はK-1参戦だ。中澤は会見に同席したK-1宮田プロデューサーに対して「K-1に出たいです、宮田さん!」と直談判する。

 宮田プロデューサーは「昨日はファンを熱くさせる試合をしてくれて、しっかり8月大会を締めてくれた2人に感謝したい」と中澤・左右田を称えたうえで「2月・4月に勝ってチャンピオンになって、8月に最強の挑戦者との防衛戦を競り合いで制した。十分に発言権はあると思うし、中澤選手のK-1参戦は前向きに考えたい」とコメント。

「ファンのみなさんもそういう流れを見たいだろうし、Krushのベルトを防衛してほしいですが、当然K-1のリングも考えたいと思います。ファンのみなさんが見たくなるような舞台・タイミングを考えて、ぜひK-1のリングに立つ中澤選手に期待してもらえればと思います」と中澤のK-1参戦を後押しする構えだ。

 直談判が成功した形の中澤は「ありがとうございます!すごく楽しみにしています!」と笑顔を見せ「僕は誰が相手でも構わない。決まった相手の対策を練って倒しに行くだけ。昨日は倒すことが出来なかったけど、次は倒す試合を見せます」とファンにメッセージを送った。Krush-65kgのベルトと共に成長・進化を続ける中澤の更なる飛躍に期待大だ!
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