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[ニュース]2017.8.7
覇家斗、Krush-60kgの新たな激闘派がベルトを狙う!「Krushで戦う時の自分は生き生きしている。絶対にベルトを獲ります」
    
 8月7日(月)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて「Krush.78」の一夜明け会見が行われた。
 昨日の第3試合で元プロボクサーの友尊(ゆたか)と激しい打ち合いを繰り広げ、1・2Rの劣勢をはねのけて3Rに逆転KO勝利を収めた覇家斗。試合中に右目下を負傷し、この日も大きく顔を腫らしての会見出席となったが「一夜明け会見に来ることを目標にしていたので、来ることができてホッとしています」。

 1R途中から右目が見えない状況での試合だったが、3Rにダウンを奪った飛びヒザ蹴りからの右ストレートは練習していた技の一つだったことを明かした。

「1Rが終わった時に目の下が腫れて右目が閉じてしまって、痛みもあってヤバイと思っていました。だけど心の何処かで自分を信じていて、1・2Rは劣勢だったので、3Rに絶対に大逆転してやると思って戦っていました。

 3Rにダウンを奪う右ストレートにつながった飛びヒザ蹴りはずっと練習していた技でした。試合中は右目が見えていなかったのですが、ずっと会長とミットで練習していたので、その距離を覚えていました。練習していた技を出せてよかったです。(試合直後の心境は?)今回は2月にレオナ選手に負けてからの復帰戦で、追い込みも辛くて色んな気持ちがあったので、最後の最後で全てを吐き出して吠えちゃいましたね(笑)。

 昨日の試合はみなさんから良い試合だったと言われるんですけど、試合は相手が居てこそです。相手の友尊選手が“男”で、戦っていて自分は楽しかったです。試合後に話をする機会があったのですが、そこでも本当に人間性が“男”だなと思いました」

 昨年10月の第5代-60kg王座決定トーナメントでKrushデビューを果たした覇家斗は、島野浩太朗戦、レオナ・ぺタス戦、そして今回の友尊戦と激闘が続いている。「ずっとKrushは出場したかったイベントなので、Krushで戦う時の自分はイキイキしていると思います。Krushは最高の舞台ですし、戦っていて楽しい」とKrushでの戦いが自分には合っているようで「一戦一戦、組まれた試合に勝っていってタイトルマッチにつなげて、絶対にKrushのベルトを獲りたい」と狙うはKrush-60kgのベルトただ一つだ。

 昨日の大会を経て王者・安保璃紅vs挑戦者・郷州征宜のタイトルマッチが年内に行われる流れとなり、会見に同席したK-1宮田充プロデューサーは「今後の展開が決まった中で、覇家斗選手がインパクトのある勝ち方をした。すぐに挑戦とはいかなくても、安保vs郷州の次の流れに入ってくる選手です」と覇家斗への期待を口にする。

 覇家斗自身「まだ病院でちゃんと診察を受けていないのですが、レオナ戦で左目を眼窩底骨折(がんかていこっせつ)したんですけど、あの時と同じ感じかなって気がします」と右目の治療が第一の状況だが「今後も出来るトレーニングから上手くやろうと思うし、むしろ気持ち的にはすぐに試合をしたいぐらいです」と闘志は衰えていない。

 会見の最後に「いつも応援ありがとうございます・みなさんの応援がおかげでいつも戦えています。自分は気持ちが最大の武器なんですけど、これからは安定感のある試合で勝っていくのでこれからも応援よろしくお願いします」と語った覇家斗。-60kgに現れた新たな激闘派の今後の動向に注目だ。
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