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[ニュース]2017.8.9
「K-1 WORLD GP」9.18(月・祝)さいたま 塚越仁志、Krushを背負ってK-1ウェルター級の頂点に立つ!「怪我しようがどうしようが一回戦ですべてを出す。全力で戦った先に頂点が見えてくる」
    
 8月8日(火)東京・三軒茶屋のK-1ジム・シルバーウルフにて、9月18日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP JAPAN〜初代ウェルター級王座決定トーナメント〜」のトーナメント一回戦でハン・ウェンバオと対戦する第5代Krush-67kg王者・塚越仁志が公開練習を行った。
 昨年10月に第5代Krush-67kg王座に就き、今年2月には初防衛にも成功している塚越。今回は現Krush王者としてのK-1参戦となり、対戦カード発表記者会見では「トーナメントで優勝したらベルトは返上してもいい。『世界一強い男はKrushのリングにいる』『Krushに上がってこい』とK-1に喧嘩を売る」とKrushを背負ってK-1のリングに立つという想いを語っていた。

 この日の公開練習でも「僕以外にKrushのベルトを巻いた選手がトーナメントに出ていますが、現チャンピオンは僕です。僕がKrushを代表としてKrushに参戦するという気持ちがある」と塚越の想いは変わらず。

「大宮司(進)トレーナーから『チャンピオンになってちょっと変わったよね』と言われたことがあって、自分の中での自覚はないんですけど、周りから見るとそういう部分もあると思います」とベルトが無意識のうちに自分を成長してくれたと言い「僕がK-1に出るのはKrushをもっとたくさんの人たちに知ってもらうため。僕はK-1のリングでKrushの強さを証明したい」と“Krush愛”を口にした。

 塚越が一回戦で対戦するのは「2016年WLF-70kg級新人王」の実績を持つ中国の新鋭ハン・ウェンバオ。中国と言えば2月にウェイ・ルイが初代K-1ライト級王者となり、7月にKrushで行われた日本vs中国の対抗戦で中国勢が勝ち越すなど躍進が目立っている。

 塚越も「7月のKrushで日本vs中国の対抗戦を見て、世界の厳しさや中国のレベルの高さを感じました。中国人選手はみんなしっかり練習しているなという印象があって、ウェンバオ選手もそこで戦っている選手です。生半可な気持ちではいけないと思ったし、プラスの意味で強い気持ちを持とうと思いました」と気持ちを入れ直した。

 公開練習として行った3分1Rのミット打ちで、塚越は伸びのある右ストレートや左右のミドルを披露。「コンディションもいいし、いい練習が出来ているので、このまま続けてトーナメントに向けて準備したいと思います」と決戦に向けて調整を続けている。

今回のトーナメントは一日三試合の過酷なワンデートーナメントで、特にウェルター級は激闘派揃いの最“激闘”区とも呼ばれる階級だ。誰と対戦することになっても激戦必至のトーナメントだが、塚越は「怪我しようがどうしようが一回戦ですべてを出す。そこで勝った先に次が見えてくる」と一回戦から全力疾走するつもりだ。

「一時期、僕も一回戦をこうやって勝って、準決勝には誰が上がってきて…と考えていたんですけど、大宮司トレーナーとも話して、一回戦で全部出して勝った先に次が見えてくるという結論になりました。全力で戦った先に頂点が見えてくると思うし、一回戦ですべてを出して何が何でも勝つという気持ちです。

(ウェルター級が最“激闘”区と呼ばれてることについては?)特にこだわってはいないですけど、他の選手もみんな強い気持ちがあると思うので、気持ちと気持ちがぶつかれば自ずとそういう戦いになると思います。(ダメージは残したくない?)それはありますけど、試合になったらそんなことは考えていられないし、怪我しようがどうしうようが一回戦ですべてを出します。

 僕はトーナメントで一番上まで行くことしか考えてないし、そのためにやることは変わらない。今は練習一つとっても当たり前のことをどれだけ意識してこなせるか?を考えています。またトーナメントは客観的な分析も必要で、自分にはこれが必要だというものを意識してやっています」

 最後に改めてKrush王者としてトーナメントに臨む心境を聞くと「僕はKrushのチャンピオンとして、Krushのベルトを価値のあるものにしたい。そのためにK-1のベルトを獲る。そういう気持ちです」と語った塚越。K-1に喧嘩を売るKrush王者・塚越はどんな戦いを見せるか?
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