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[ニュース]2017.8.10
「Krush.81」10.1(日)後楽園 -60kg王者・安保璃紅と挑戦者・郷州征宜がベルトをかけて再戦!「いつもより倍の気合いを入れて立ち向かう」(安保)VS「自分の夢をかなえるために絶対に負けられない」(郷州)
    
 8月9日(水)東京・新宿のGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、10月1日(日)東京・後楽園ホール「Krush.81」の追加対戦カードが発表された。
「Krush.78」8.6後楽園での-60kg次期挑戦者決定トーナメント決勝で大沢文也に勝利し、郷州征宜が同王者・安保璃紅への挑戦権を獲得。大会の一夜明け会見では10月もしくは11月大会で両者のタイトルマッチが行われることがアナウンスされていたが、正式に10月大会で行われることが発表された。

 安保と郷州は4月に行われた-60kg王座決定トーナメント準決勝で対戦しており、この時は安保が接戦の末に勝利。今回は安保が王者として、初防衛戦で郷州の挑戦を受ける立場となる。

 Krush-60kgのベルトそしてリベンジをかけて安保に挑む郷州は「王座決定トーナメントで安保選手に負けてしまいましたが、今回僕がベルトを獲りに行きたいと思います」と挨拶。前回の安保戦を振り返り「安保選手はスピードがすごく早かった。スピードで翻弄されてしまったので、今回はスピード対策をしようと思う」と安保のスピードに警戒心を示しつつ「遂に僕のテクニックを皆さんに見せる時が来ました。逆に僕がスピードで安保選手を翻弄してやろうと思います」と不敵に語った。

 これまでKrush以外のイベントで何度かタイトルマッチのチャンスがあった郷州だが、いずれもベルトには手が届かなかった。生まれつき難聴のハンデを持ってリングに立ち続ける郷州は「今までベルトを獲れなかったのはすべて今回のためだったと思う。僕は耳が聞こえませんが、それでもベルトを獲れるということを証明したい。おこがましいようですが、僕がベルトを獲って同じ境遇の子供たちに夢や希望を与えたい。自分の夢をかなえるためには絶対に負けられません。絶対に勝ってベルトを巻きます」と熱い想いを語った。

 一方、今回が初防衛戦となる安保だが「意気込みはいつもと変わらず、自分の戦い方で自分の勝ち方を見せたいです」とプレッシャーはなし。「すぐに郷州選手と再戦することになって最初は『ん?』と思ったけど、郷州選手の試合を見て熱い気持ちが伝わった。あの気持ちをぶつけにきたら、僕もそれに返したいと思う」と気持ちは高ぶっている。

 郷州は安保のスピードを警戒したが、安保は「フィジカルが強くてタフ。一発一発の攻撃が重いと思った」と郷州について話し「郷州選手は『テクニックを見せる時が来た』と言っていましたが、テクニックでは僕の方が上」とキッパリ。

 一夜明け会見での郷州の「安保選手は『ベルトを獲った選手と獲れなかった選手の差を見せる』と言っていましたが、僕はベルトを奪う選手と奪われる選手を見せます」という発言について聞かれると「郷州選手は全力で勝ちに来ると思うし、一回やって勝っているとかは気にしない。いつもより倍の気合いを入れて練習して立ち向かう」と気持ちを引き締めている。

 また今回の初防衛戦がキャリア9戦目の安保は平成9年9月9日生まれで「僕にとって9はラッキーナンバー。だから絶対に負けません」とも。無敗の王者・安保が再び強さを見せつけるか? それとも郷州が悲願の王座奪取を成し遂げるか?
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