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[ニュース]2016.3.8
4・24代々木大会 -60kg王者・卜部弘嵩が試練の連戦を直訴!ブラジルの超攻撃型ファイター パウロ・テバウと激突
    
 3月8日(火) 東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、4月24日(日)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 〜-60kg日本代表決定トーナメント〜」の追加対戦カードが発表された。
 3・4代々木大会でヨハネス・ウルフにまさかの敗戦を喫した-60kg王者・卜部弘嵩。試合後、弘嵩はK-1実行委員会に「1日でも早く試合がしたい」と直訴し、K-1実行委員会での協議の結果、4月大会への出場が決まった。

 しかも対戦相手に選ばれたパウロ・テバウは12戦11勝(7KO)1敗という驚異的な戦績・KO率を誇るサウスポースタイルの超攻撃型のファイター。まさに弘嵩にとっては試練の連戦となる。

「去年と同じようにチャレンジャーの気持ちで戦いたいので、あえて持って来なかった」とベルトを持たずに会見に出席した弘嵩は「前回あんな情けない試合をしてしまいましたが、名誉挽回のチャンスをいただけたことを感謝したいです。そしてまた気持ちを引き締め直して次の試合に臨みたいと思います」と決意の挨拶。

 ウルフ戦の敗北を「自分らしさが出せなかった」と振り返る。

「前回、試合前にやってきたことを色々と変えて、新しいことを取り入れすぎて自分が出ていなかったと思います。食生活や減量法を変えて試合に臨んだのですが、試合当日は身体も小さかったし、パワーも出せなかった。ちょっと自分には合っていない部分もあったのかなと思います。だから今回はもう一度、自分の強さを出せる練習や調整をして、試合に臨みたいと思います。

 敗因は自分なりに分かっています。もう一度いい時の自分をしっかり作って、自分らしくやること。自分はあんなものじゃないんで、今回は自分らしく戦いたい。気が抜けていた部分はあったかもしれませんが、試合はそんな甘いものじゃないんで、それを思い出して、もう一度挑戦したいです」

 前回対戦したウルフは回転技を得意とするトリッキーなタイプだったが、今回対戦するテバウは直線的でガンガン攻めるファイタータイプ。

 弘嵩にとってはウルフ以上に危険度の高い相手だが「テバウの試合映像を見たけどサウスポーの好戦的な選手で、倒しに来るスタイル。だからこそ前回のように気持ちが乗っていないような試合をするのではなく、自分らしくガンガン攻めていきたい」と倒し合いは望むところ。

 -60kg日本代表決定トーナメントと同じ大会で再起戦を迎える形になったが「弟が出るトーナメントもありますが、自分は再起戦なので目の前の勝負に集中するだけ」と目指すものは己の勝利ただ一つだ。

 自らいばらの道を歩むことを選らんだ王者・弘嵩。復活の勝利を勝ち取ることは出来るか?
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