今回のメインカードでは【KHAOS of WAR】として関東vs関西・全面対抗戦を実施。この日の会見では対抗戦6試合が発表され、各選手が試合への意気込みを語った。

　KHAOS旗揚げ戦でMVPを獲得した芦澤竜誠がKHAOSに再登場。対戦相手はプロ戦績8戦4勝（2KO）2敗2分の河野一平だ。会見に出席した宮田充K-1プロデューサーによれば「当初、石田勝希選手の出場を考えていて、RKS顕修塾の和田会長に相談したところ、石田選手は中国・英雄伝説のトーナメントにエントリーしているために出場できないということでした。そこで和田会長から『関西に活きのいい選手がいる』と推薦されたのが河野選手で、今回の出場が決まりました」という。

　会見でも河野が“活きのよさ”を存分に発揮した。「自分は格闘技を始めて3年なんですけど、K-1でチャンピオンになることが目標。相手は強いけど普通に倒してチャンスを掴みます」と豪語する河野は「会長からKHAOS出場の話が来て、対戦相手の写真と戦績を送ってもらったんですけど、やっとK-1につながるチャンスが来たと思いました。芦澤選手はめっちゃ強い選手なのでおいしいなと思ったし、しっかり（勝ちを）取りに行きたいなという感じです」。

　実績上位の芦澤を向こうに回し「僕はデビューしてからずっと格上ばっかりなのでいつも通り」と臆する様子は一切なく「僕はガンガン打ち合いたいので、気持ちで前に出るところを見せたい。というか…それを見せに来ました。僕はイケイケの相手が好きだし、バチバチの打ち合いになると思うので見とってください」と真っ向勝負を予告する。

　これを受けて芦澤も「相手はKOを狙っているってほざいていますけど、逆に俺がKOしてやろうかなって感じ。格が違うところを見せますよ」と断言。一連の河野の発言を聞いて「なんか色々ほざいてますけど、黙ってろ！クソガキ！って感じです。（※芦澤の方が河野よりも年下）相手が調子乗ってそうだから噛み合うかなって思うし、今回は喧嘩だと思ってやる。バチバチの殴り合いをして会場の雰囲気を変えてやりますよ」と受けて立つ構えだ。

　会見後の写真撮影で両者はフェイス・トゥ・フェイスで睨み合い、芦澤の「打ち合って来いよ」という言葉に、河野もゆっくりと頷いてニヤリ。混沌のリングKHAOSらしい危険な香り漂う一戦に注目だ！