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[ニュース]2017.9.6
「K-1 WORLD GP」9.18(月・祝)さいたま 卜部弘嵩、今自分が持っている力を出して好きなように暴れる!「周りのことは気にしない。自分のために戦って、過去最高の自分を見せる」
    
 9月5日(火)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて9月18日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP JAPAN〜初代ウェルター級王座決定トーナメント〜」のスーパーファイトで山本真弘と対戦する卜部弘嵩が公開練習を行った。
 2月のスーパー・フェザー級タイトルマッチで大雅に敗れて、王座を失って以来のK-1参戦となる弘嵩。あの時は結果こそ出せなかったものの身体の仕上がりは良く「2月の敗戦の時からやってきたことは変わらないですね。今の自分にとってそれがベストだと思うので、大きく変えずにしっかり調整しています」。

 そのうえで「前回は普段から徹底的に摂生して体重を落としていたんですけど、今回はその時よりも少し体重があります。自分の良さとして爆発的なところがあるので、ある程度は爆発的に体重を落としてリカバリーした方が自分には合っていると思う」と通常体重を調整。

 現在は66kg前後で体重を維持し「このくらいが自分にとってのベスト体重。63〜64kgにしていると身体が衰弱して、パフォーマンスも落ちて元気がなくなる」と動ける身体で練習を続け、公開練習でもパンチと左右のミドルキックを主体としたミット打ちで仕上がりの良さをアピールした。


 7月のKrush後楽園大会で日本vs中国の対抗戦に出場した弘嵩は、ジェン・ジュンフェンに判定0-2で惜敗。この時は試合直前で対戦相手がサウスポーの選手からオーソドックスのジュンフェンに変わるという状況での試合で「前回は対戦相手が急に変わって対応しきれなった部分があったと思います」。

 今回はその反省点も踏まえて「今は(相手の構えが)右も左も関係なくやっています。今までは対戦相手の構えに合わせて練習していましたが、今回も対戦相手が変わるかもしれないし、相手が構えを変えて来ても関係ないようにしています」と自分のパフォーマンスを上げることに集中し「(前回の試合が終わって)何がダメだったのかを周りと相談して、すぐに練習を再開しました」と動きの修正には手応えを感じている。


 対戦相手の山本とは3年前に対戦して勝利を収めている。「昔からよく見ている選手なので、動きはよく分かっています」と山本攻略のイメージは明確で「世界的にあれだけスピードがある選手はいないけど、今の僕の方がスピードで上をいっていると思います」と“スピードマスター”の異名を持つ山本をスピードでも翻弄するつもりだ。

 K-1王座を失った大雅戦を含めて3連敗と結果を残せていない状況の弘嵩だが「僕はマイペースに試合しようかなと思います。周りは気にせず、今自分が持っている力を出して好きなように暴れます。ファンのこともありますが、一番は自分。自分のために戦います」と必要以上に周囲の目や声を気にすることはない。


 もちろん弘嵩が見据えるものはK-1スーパー・フェザー級王座への返り咲き。その第一歩となる山本戦へ向けて弘嵩は「今の僕は過去最高に仕上がっている。次の試合ではそれを見せられると思うし、その自信があります。僕はいつも試合の時は自信満々なんですけど、今回も自信があります。僕の試合を期待というか楽しみにしていてください」とファンにメッセージを送った。弘嵩は復活・進化した姿を見せることができるか!?
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