4月にK-1王者となり、今回チャンピオンとして初めての試合を迎える武居。タイトル獲得後も「特に変わることなく練習を続けています。コンディションもいつも通りですし、普通に練習が出来ていて調子がいいですね」と変わらず練習を続け、階級的にもスーパー・バンタム級（-55kg）に専念することになり「以前よりも身体が大きくなってきた」とK-1仕様に仕上がっている。


　対戦相手の伊澤は“無限ローキック”の異名通り、空手仕込みの蹴り技を得意とする選手。武居は「伊澤選手は蹴りの選手なので蹴ってくると思います。会長としっかり戦略を立てて、ローキックも含めてすべて対策できています」と伊澤対策を練っている。

　さらに武居は公開練習でパンチだけでなく蹴りも多用し「僕はどんな技でも倒せるような選手になりたいし、殴るし蹴ります」とニヤリ。K-1ではパンチの印象が強い武居だが「僕はパンチだけじゃなくて蹴りでもKOできる。パンチにも蹴りにも自信があります」と蹴りでのKOにも自信をのぞかせた。

　また伊澤が自らの公開練習で「僕は武居選手と相性がいい」や「メイウェザーvsマクレガーの試合のように3Rだったら力が上の僕が勝つ」と発言していることについて聞かれても「気にならないですね。メイウェザーとマクレガーの試合も見てないので、よく分かりません（苦笑）。僕が普段通りに普通にいけば勝てると思うので普段通りに行きます」と動揺することはなかった。


　今大会ではフェザー級王者・武尊、スーパー・フェザー級王者・大雅、そして初代ウェルター級王者が決まる中、K-1の最軽量級王者としてリングに立つ武居。「試合以外ではそうでもないですけど（笑）、試合になったら僕が一番目立って盛り上げたい」と一人のK-1王者として存在感を見せるつもりだ。

「K-1チャンピオンとして見ている人たちに“K-1”の試合を見せないといけないと思います。やっぱり殴り合って蹴り合ってKO決着で終わるのがK-1だと思うので、そういう試合を見せたいです。試合順が発表されて、僕がチャンピオンとして一番最初に出ることになるので、最初に会場を盛り上げて、そのあとのチャンピオンたちも盛り上げてもらえればなと思います。（他のチャンピオンに負けたくない？）試合以外ではそうでもないですけど（笑）、試合になったら僕が一番目立って盛り上げたいです」


　最後に武居は「いつ防衛戦になるかは分かりませんが、ずっとチャンピオンでいたいし、負けたくない。11月も来年3月の大会にも出たいです。チャンピオンとして初めての試合でしっかり勝って、K-1チャンピオンらしい試合を見せます」とファンにメッセージ。武居がK-1王者としての第一歩を歩み出す！