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[ニュース]2017.9.9
登坂匠、鮮やかな復活を遂げて-55kg戦線を面白くする!「試合を休んでいた2年間は無駄じゃなかった」
    
 9月9日(土)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて「Krush.80」の一夜明け会見が行われた。
 HALEO TOP TEAM所属&本名で約2年ぶりの復帰を果たした登坂匠。鈴木優也との一戦では持ち前のスピーディなパンチで鈴木を圧倒し、1RKO勝利を見せた。会見で登坂は周囲への感謝を述べたあと、2年ぶりの復帰戦を振り返った。

「昨日は最高でした。鈴木選手の最近の試合を見ていて(伊澤)波人の試合を見て、圧力もあってガンガン来るイメージがあったんですけど、『あんまり来ないな…』って感じで様子を見てました。パンチを出したらスピードについてこれないのが分かったので、一気に行きました。正直に言ってスピードは持っているものが違うので1Rで倒そうと思いました。

(ボクシング強化の成果は出た?)僕はパンチが得意だと言われていたんですけど、休んでいる2年間、ずっとボクシングジムで練習させてもらっていて、一つ一つのパンチが未熟でプロのボクサーの方とスパーリングしてもボコボコにされていました。でもその分、パンチでも伸びしろがあると思ったし、実際にパンチに体重も乗るようになって、スピードもつきました。この2年間は無駄じゃなかったし、むしろプラスだったと思います。

(ダウンを奪ったパンチは自然に出た?)そうですね。力んでなかったし、体重も乗っていたと思います。実は今まで左フックで倒したことがなくて、今回初めて左フックで倒せてびっくりしました。脱力してスムーズに左フックが出せたと思うし、僕はフック系のパンチが苦手だったんですけど、ずっと練習していた成果が出せたかなと思います」

 復帰戦をKOという最高の形で終わらせて登坂は次の目標として「K-1に出たいです。僕がK-1に出たら面白いと思うし、あの青いマット、立ち技最高峰の舞台で試合がしたいです」とK-1出撃を力強くアピール。会見に同席した宮田プロデューサーは登坂のK-1参戦も含めて、今後の登坂に期待を寄せた。

「登坂選手は2013年にWILDRUSHリーグで優勝して、第4代-55kg王座決定トーナメントがあって、それから休養期間があっての復帰でした。その間、2014年11月からK-1がスタートし、もちろんKrushもそうですし、K-1という光り輝く舞台に出たい気持ちがあるのはファイターとして当然だと思います。

 昨日のようなKO勝利のあとにしっかりアピールしてくれることが大事で、KrushもKHAOSもすべての階級で戦っている選手のK-1出場を考えています。K-1では武居由樹がスーパー・バンタム級(55kg)でチャンピオンになり、その武居選手と対戦した久保賢司選手と寺戸伸近選手によるKrush-55kgタイトルマッチが決まり、こういった選手たちがトップグループを作っていると思います。

 そこに登坂選手も入ってほしいし、我々が3月(K-1さいたまメインアリーナ大会)に向けて突き進んでいく中で、登坂選手が戻ってきてくれたことはうれしいです。ファンのみなさんも楽しみにしてほしいですし、これから(元同門が多い)K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTとやる機会も増えてくるでしょう。修羅場に戻ってきた以上、よりハードな戦いになると思うので、ファンのみなさん期待してください」

 宮田プロデューサーの言葉を受けて、登坂は「僕はしっかりトレーニングしてお客さんが喜んでもらえるパフォーマンスを見せます。試合後にツイッターでエゴサしたら、僕の試合を初めて見たという人が多くて、この2年間でファンの人たちも変わっていて新鮮でした。僕がK-1に出たらドカーン!と盛り上がると思うので期待してください」と所信表明。鮮やかな復活を遂げた登坂が55kg戦線を面白くする!
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