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[ニュース]2016.3.11
3・20「Krush.64」K-1甲子園2014王者・平本蓮、公開練習で堂々のKO勝利宣言!「まだ実力の3割しか出せていない。自分の空間で戦えば必然的に相手は倒れている」
    
 3月11日(金)東京・大久保のK-1ジム総本部にて、3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で泰斗と対戦するK-1甲子園2014王者・平本蓮が公開練習を行った。
 1回戦では総合格闘家の原田ヨシキをKOし、2連敗から復活の勝利を収めた平本。これまでプロでは-65kgで戦い、このトーナメントでは-63kgまで体重を落として参戦することになっているが「2kgしか違わないんですけど、適正階級ってあるんだなと思いました。今まで減量して体重を合わせれば体格差はないと思っていたんですが、-65kgの試合に慣れていると(-63kgは)パワーは違うし、攻撃をもらってても効かないし、自分から圧力もかけられる」と現時点では-63kgが適正階級だという。

 試合9日前の公開練習ということで、平本は「調整はばっちり行っていて、今は大分疲労があって動きにキレもないんですけど、試合一週間前まで追い込みます。それから試合の準備のために疲れを抜いて行こうと思います」。公開練習では1分30秒のシャドーボクシングとミット打ちを披露し、梶原龍児トレーナーが持つミットにワンツー、左フック、左ボディを叩き込んでいった。

 ミット打ちでは持ち手の梶原が泰斗の得意技でもある回転系の技を見せる場面もあったが、平本は「ミットではああやって龍児さんが泰斗選手の真似をやってくれますが、相手がそういう技を披露する前に倒せると思います」とキッパリ。特に泰斗対策に時間を割いているわけではなく「今までは相手がどういう作戦で来るのかも考えていたんですけど、前回から自分の力を磨く方がいいと思って、そういう練習をやってきました。やることは一つ、倒しに行くだけです」と力強くKO勝利を宣言する。

 1回戦後の一夜明け会見で平本は泰斗をトーナメントで一番の強敵になると予想し、この日も「トーナメントに出ている選手の中で一番実力も実績もある」と過去にKrush-65kgのタイトルに挑戦経験もある泰斗を警戒する。しかし「僕は試合をするに連れて『もっとこう出来たな』というのがあって、それが着々と出来るようになっています。僕はまだ実力の3割くらいしか出せてないので、これからもっと実力を出せていけると思います」と己の成長を感じている平本は「油断せずに戦えばいけると思うんで、しっかり相手を警戒もしつつ、自信を持って戦えると思います。(短期決着になる?)行けるところがあれば一気に仕留めます。相手の様子を見ずにガンガン行くわけじゃないですけど、自分の空間で戦えば必然的に相手は倒れていると思います」と自信たっぷりに続けた。

 師匠・梶原龍児も巻いたKrush-63kgのベルトまであと2つ。「ベルトへの想いは誰よりも強い自信がある」という平本は-63kg王者のベルトへの想い入れを語る。

「一流のファイターは一度リングに上がったらずっと戦い続けるか、リングで死ぬかのどちらかだと思います。そのリングにベルトがあって、龍児さんも巻いたベルトを手に入れることが出来たら、僕は一流になれると思います。-63kgのベルトは先日のK-1-65kg日本代表決定トーナメントで優勝した山崎(秀晃)選手も持っていたし、もし僕が獲ったら龍児さんや山崎選手と比べられると思います。でも僕はまだ10代でこれだけできるし、前のチャンピオンより全然すごいチャンピオンになれると思うんで、期待していてください」

 1回戦で原田に勝利したあと、周囲への感謝の言葉を述べた平本は「格闘技は1VS1の対決だけど重要なことは周りの支えや応援です。僕はそれを改めて前回の試合で感じました。今まで強敵とやった時も声援が背中を押してくれて最後まで戦うことが出来ました。今、Krushは『新K-1伝説』でも取り上げられていて、それを見てファンも増えていると思います。そこで僕が僕という形でファンを魅了出来たら、と思っているので期待してください」とファンにメッセージ。平本は宣言通りのKO勝利で、Krush-63kgのベルトに手をかけることが出来るか?
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