「Krush.80」9.8（金）後楽園大会で第2代-53kg王座に就いた軍司泰斗への挑戦をかけ、出貝泰佑vs金子晃大の-53kg次期挑戦者決定戦が決まった。

　出貝は過去にBigbangスーパー・バンタム級王座の獲得歴があり、これまで38戦のキャリアを誇る実力者。現王者の軍司とは2017年3月に対戦して敗れている。対する金子はK-1アマチュアでの実績を引っ提げて2016年9月にプロデビュー。4戦4勝（3KO）と無敗のまま次期挑戦者決定戦に駒を進めた。会見で両者は次期挑戦者決定戦への意気込みを語った。

出貝泰佑
「自分がKrushのリングに上がっている理由は、Krushのベルトを獲るためです。そのために試合をしているので、今回の試合は絶対に勝ちます。軍司選手には3月に負けているので、絶対にリベンジするためにもこの試合は負けられないです。

　金子選手は試合経験は少ないですが、KOも多くて勢いもあってガンガンくると思います。ただ彼が今まで戦ってきた選手は、よく分からない選手ばかりでしたし、初めて強い選手と戦うことになると思うので、自信を持ってきてもらえば、その自信ごと粉砕したいと思います。ベテランの強さを見せられればいいかなと思っています」

金子晃大
「-53kg次期挑戦者決定戦が決まって、しっかり勝ってタイトルマッチに繋げたいと思います。（試合が決まった時の心境は？）チャンスが来たので、モノにしようと思いました。出貝選手の試合は見たことないですが、いい感じの選手だなと思いました」

　続く質疑応答で両者はKrush-53kgのベルト、そしてチャンピオンの軍司に対する想いを話した。

出貝泰佑
「自分はデビューから-55kgで試合をしてきて、Bigbangで-55kgのベルトも獲っています。でもKrushで-53kgが出来たので、自分は-53kgのベルトを獲るために階級を落としました。そのために身体もしっかり作っているし、ベルトを獲りたいと想いは強いです。

　チャンピオンの軍司選手には3月に判定負けをしています。相手もレベルアップをしているとは思いますが、僕は次やれば軍司選手に勝てると思うので、今回の試合に勝ってリベンジしたいと思います。

　金子選手のコメントを聞いていると、ちょっとバカぽい感じがするのですが（苦笑）、だからこそ何をしてくるか分からないし、そこは気をつけないといけないと思っています。僕はこの1年が勝負だと思っているので、この1年のうちにベルトを獲りたいと思います」

金子晃大
「Krushのベルトは良いベルトだと思っているし、チャンピオンの軍司選手も若くて勢いのある選手だと思っています。軍司選手にはアマチュア時代に一回負けているので、プロのリングでしっかり勝ちたいと思います。面白い試合をして勝つので、応援よろしくお願いします」
　
‐53kg王者・軍司泰斗の持つベルトに手をかけるのはベテラン出貝か？　それとも無敗の新鋭・金子か？