現在、佐々木大蔵がタイトルを保持しているKrush-63kgの一戦として瑠輝也vs恭士郎が決まった。瑠輝也は7月の「Krush.77〜日本vs中国 6対6全面対抗戦〜」で中国の強豪ドン・ザーチーを飛びヒザ蹴りでKOし、大きなインパクトを残した。一方の恭士郎はK-1・Krushで活躍する上原誠やモハン・ドラゴンが所属する士魂村上塾の激闘派で、Krushには2度目の参戦となる。

　今回が初対戦の両者だが、今年2月のK-1代々木大会で瑠輝也が恭士郎の先輩にあたる水町浩をKOしており、恭士郎にとっては兄弟子の敵討ちというテーマもある一戦だ。会見に出席した瑠輝也と恭士郎は、それぞれ「この試合に特に思い入れはない。圧倒的に勝つだけ」（瑠輝也）、「今一番勢いがある瑠輝也選手と試合が決まって気合いが入る」（恭士郎）と試合前の心境を語った。

瑠輝也
「対戦相手が決まった時は…思ったことがいっぱいありましたけど、決まった以上はやるだけです。特にこの試合に思い入れはないので、圧倒的に勝つだけです。（恭士郎の印象は？）気持ちが強くて前にガンガン来る感じですかね。（今回もインパクトを残して勝つ？）はい。今僕は必然的にそういう勝ち方が出来ていて、今回の試合に向けて新しいトレーニングも取り入れています。確実にインパクトのある勝ち方を見せられると思います」

恭士郎
「瑠輝也選手は今一番勢いがある選手だと思うので、気合いが入ります。（瑠輝也の印象は？）武器も多いし、攻撃力がある選手だと思います。（先輩の水町が対戦しているが？）自分は水町さんが（瑠輝也と）試合をする前から瑠輝也選手に注目していて、自分だったらどう戦うかを考えていました。（相手は長身だが？）特に気にはしていないですし、リングに上がったら関係ないと思います。今回またKrushのリングに上がることになったので、しっかり仕上げて臨むだけです」

　両者は現-63kg王者の佐々木について質問を受けると「しっかり勝っていけば自ずとチャンスは来る」（瑠輝也）、「瑠輝也選手に勝てばタイトルマッチを組んでほしい」（恭士郎）と話し、互いに今回の試合をクリアして更なる飛躍につなげるつもりだ。

瑠輝也
「今回の試合はもっと強くなって上に行くための階段ですね。自分はなかなかベルトのチャンスにありつけてないので、しっかり勝って結果を出していけば自ずとチャンスが来ると思います。（ファンへのメッセージは？）みなさん僕の勝ち方に期待していると思うので、いつも通り圧倒して華麗な技で勝ちます」

恭士郎
「今回の試合のテーマはどちらかが倒れる試合を目指します。瑠輝也選手は本当に強いと思っているので、瑠輝也選手に勝ったらKrush-63kgのタイトルマッチを組んでほしいです。（モハン・ドラゴンのK-1での活躍について）リングサイドで試合を見ていて、自分もやってやる！という気持ちになりました。（ファンへのメッセージは？）しっかり仕上げて間違いなく盛り上げます」

　激闘必至の-63kg Fightを制するのは瑠輝也か？　それとも恭士郎か？