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[ニュース]2017.10.3
「K-1 WORLD GP」11.23(木・祝)さいたま“人命救助のK-1ファイター”小宮山工介が約1年2カ月ぶりに復活!大雅をKOした“鉄の拳”スタウロス・エグザコスティディスと激突「不安よりもワクワク感の方が上回っている」(小宮山)
    
 10月3日(火)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ヘビー級王座決定トーナメント〜」の追加対戦カードが発表された。
スーパー・フェザー級のスーパーファイトとして小宮山工介vsスタウロス・エグザコスティディスの一戦が決まった。小宮山は昨年9月のスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメントに出場。一回戦でブラジルの強豪パウロ・テバウから勝利したものの足の負傷により準決勝を欠場し、今回が約1年2カ月ぶりのK-1参戦となる。

 また小宮山は今年7月に徳島県で交通事故現場に遭遇し、炎上しているトラックの窓ガラスをヒジ打ちで壊して車内の男性を人命救助。その勇気ある行動が大きくメディアにも取り上げられた。この時に負った肘の怪我で復帰戦の時期が延期になっていたが、今大会で復帰することが決まった。

 その小宮山と対戦するスタウロスは9月のさいたま大会でK-1初参戦。スーパーファイトながら現スーパー・フェザー級王者・大雅をKOしてビッグインパクトを残した。会見では主催者を通じて「また日本に戻ってくることが出来て、とても嬉しく思う。9月の大雅戦では日本のファンを驚かせる試合を見せたが、今回も素晴らしい試合をお見せすることを約束しよう」とコメントしている。

 一方、会見に出席した小宮山は肘の状態について「東京の病院で手術をして順調に回復して、8月の半ば〜9月には練習を再開しました。今、神奈川でK-1ジム北斗会館としてやらせてもらっていて、しっかりトレーニングもやらせてもらっていて、かなり万全な状態です」と説明。

 スタウロスとの対戦を前に「大雅選手とスタウロス選手の試合を拝見させてもらって、(スタウロスは)タイプ的に相性的に合うと思います。(スタウロスは)パンチが強い印象があります。僕は蹴りが得意なので、パンチと蹴りが交錯する瞬間がスリリングになると思います。(ブランクの不安は?)不安や心配よりも期待とワクワク感の方が上回っています。久々の試合なので派手にKOできたらいいなと思います」と臆する様子はない。

 また「今回、スタウロス選手と試合させてもらえることになって、ここで勝てばタイトル戦が見えてくると思います。スタウロス選手に勝って来年3月のビッグイベントでタイトルマッチをやって、ベルトを巻くことが一番の理想です」とスーパー・フェザー級のベルトを目標に掲げた。

 会見では傷跡が残る肘を見せる場面があった小宮山は「右肘を手術してから右腕の調子が良くなりました。人命救助をして潜在能力が目覚めた気がして、右腕から火が出そうです。試合中にヒジ打ちが出ないように気を付けます(笑)」と笑いを誘う場面も。小宮山は“鉄の拳”スタウロス相手にどんな闘いを見せるのか?
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