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[ニュース]2017.10.3
「K-1 WORLD GP」11.23(木・祝)さいたま 城戸康裕がウェルター級に殴り込み、木村“フィリップ”ミノルが迎え撃つ!「目標はベルト。ワクワクして楽しみ」(城戸)VS「一歩も退かない試合をする。かましてやりたい」(木村)
    
 10月3日(火)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ヘビー級王座決定トーナメント〜」の追加対戦カードが発表された。
 今大会で衝撃のカードが実現した。これまでスーパー・ウェルター級(-70kg)で活躍し、6月の第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントでも準優勝を果たした城戸康裕が一階級下のウェルター級(-67.5kg)に転向。しかもその初戦で木村"フィリップ"ミノルと対戦することが決まった。

「ウェルター級に殴り込みに来たということで怖い感じで来た」という城戸は会見場にスキンヘッドのカツラとサングラス着用で登場。階級転向の理由や新階級での戦いに向けた意気込みを語った。

城戸康裕
「とりあえずこの階級に殴り込みに来ました…ということで気合いを入れて怖い感じで来ました(笑)。今回なんで階級を変えたかというと、6月のトーナメントの決勝でチンギス・アラゾフにやられて、まあチンギスの攻撃が重いんですよ。それで『もし11月にチンギスと戦うとなった時に俺は勝てるのか?』と思って。それと同時に『そうだ!ウェルター級にいこう!』と思ったんです。チンギスに勝つ練習をするなら、2.5kg体重を落とそうという打算です(笑)。

 ベテランで階級を変える=階級を上げるですけど、僕の場合は階級を下げるんで。6月の試合が終わった日に階級を変えると決めて、ずっと身体を絞っているので体重は大丈夫です。-67.5kgに殴り込みに行く以上、目標はベルトです。そこのところよろしくお願いします。

(70kgよりも軽い階級で試合をするのはいつ以来?)デビュー戦が66.68kgで、2戦目からはずっと70kgです。なので66戦中65戦は70kgです。といっても当時はK-1MAXのために70kgでやっていたって感じです。僕はあんまり飯を食うのが好きじゃなくて、試合が終わると顔がパンパンになる選手が多いけど、僕は逆に体重が減っちゃうんですよ。だから67.5kgもすんなり落ちるのかなと思います。

 70kgの時は通常体重が78kgくらいあったんですけど、今は73〜74kgくらいに抑えているので、減量は心配してないです。むしろ体重が減るとステップワークがよくなって動きがいいんですよ。格闘技を14年やってきて、ようやく試合をする階級が間違っていたことに気づきました(笑)。今、ウェルター級に向けて割りといい感じです」

 一方の木村は「城戸選手は小学生の頃から知っている選手。オファーを受けた時は即答で“やる”と言いました」と城戸との対戦に向けて熱く語った。

木村"フィリップ"ミノル
「自分にとって城戸選手はK-1MAXに出る前から見ていた選手で、それこそ小学生の頃から知っています。そういう相手と戦うことが出来て幸せで、ずっと見てきた選手と試合できるのは超うれしいです。城戸選手は殴り込みと言っているけど、僕も70kgでトップだった選手と試合するという部分では挑戦です。ある意味、僕もそれ(殴り込む)以上の気持ちです。そうじゃないと勝てる相手じゃないんで超楽しみです。オファーを受けた時は即答で“やる”と言ったんで、かましたいです。楽しみたいですね。

(初代ウェルター級王座決定トーナメントの久保優太戦について)あれがあるのとないのではファイターとしての成長度合いが全く違っていたと思います。結果は悔しくてもやもやも残るし、命をかけて勝ちにいったトーナメントの一回戦で久保選手に負けました。でも起きたことは起きたことで、人生はポジティブでいい方向に歩んでいかないといけない。城戸戦は久保戦以上の挑戦だし、そのためには強い気持ちでぶつからないといけないです。城戸選手と試合が決まって気持ちが引き締まりましたね。ウェルター級のベルトを狙う以上(城戸は)ライバルなので、一歩も退かない試合をやりたいと思います」

 誰もが予想していなかった対戦であり、城戸は「僕も木村選手のことはデビュー当初から知っているけど、当時はライト級(61.23kg)だったので試合するとは思ってなかったし、お互いに体重が歩み寄った感じですよね。全く意識してなかったけど、僕もワクワクして楽しみです」。

 対する木村も「城戸選手は面白い選手だし(対戦を)考えてないことはなかったけど、こういうカードが組まれて、こういうカードを作ることが出来るのがK-1。僕それが好きで夢を見てこの舞台にいるので、城戸選手と試合が決まって素直にうれしいです」と気持ちは昂ぶっている。

 さらに会見終了間際に木村は「今回これだけは嫌だなと思ったのは城戸選手の煽りVTRに出演すること。ここで俺は城戸選手のVに出ちゃいけないと思うし、それぞれ別々の煽りVを作って入場しましょう」と城戸に煽りVでの“対戦”もリクエスト。城戸vs木村の一戦は試合前から大注目の一戦だ。
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