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[ニュース]2017.10.27
「K-1 WORLD GP」11.23(木・祝)さいたま 城戸康裕、ウェルター級転向初戦で格の違いを見せつける!「70kgの世界レベルの攻撃の重さを体感してほしい。ウェルター級のベルトは僕がいただきます」
    
 10月26日(木)東京・三軒茶屋のK-1ジム・シルバーウルフにて、11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP JAPAN〜初代ヘビー級王座決定トーナメント〜」の[スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R]で木村"フィリップ"ミノルと対戦する城戸康裕が公開練習を行った。
 これまで-70kgのトップファイターとして世界の強豪と鎬を削り、6月の第2代スーパー・ウェルター(70kg)級王座決定トーナメントでも準優勝を果たした城戸。今大会からウェルター級(67.5kg)に階級を下げることになり、その初戦で木村"フィリップ"ミノルと拳を交える。

 6月のトーナメント終了直後からウェルター級転向を視野に入れていた城戸は「試合が6月18日で、翌日の19日から減量を始めました(笑)。それまで試合が終わると一旦、78kgくらいまで増えて徐々に減る感じだったのが、今回は75kgを超えないようにしました」。現時点でロードワークや練習後に72kgまで体重が落ちる状況で「もしスーパー・ウェルター級だったら、明日計量でも全然いけますよ」と話すほど。

 減量期間が長い分「腹減りがやばいし、食べたいものを食べられないので面倒くさいですね(苦笑)。でも言ったからにはちゃんと落としますよ」とこぼす場面もあったが「身体から必要ないものがなくなった分、むちゃくちゃ軽い。体力もスタミナも落ちてないし、スパーリングやミットで相手に『威力は落ちてない?』と確認するんですけど『全然変わっていない』と言ってもらえます」と順調に調整を続けている。

 公開練習として城戸はシャドーボクシングとサンドバックをそれぞれ披露。今まで以上に軽快かつ独特なステップとパンチや蹴りを見せたが、これは6月のトーナメント決勝で戦ったチンギス・アラゾフから盗んだもの。「アラゾフと戦って『こんな動きやステップがあるんだ!』と驚いたところが多くて、それを学んで色々といただこうかな、と(笑)。彼の動きを吸収して、大分それが形になってきたし、みんなからも今の戦い方はやりづらいと言われます。そのままウェルター級に落とすより、彼と戦えてよかったですね」と階級転向だけでなく、ファイトスタイルそのものにも変化の手応えを感じている。

 対戦相手の木村は城戸がK-1MAXに参戦・活躍していた時期に、同じ大会にアマチュア選手として出場したいたこともあり、年齢・キャリアでは大きな差がある選手。ここだけ考えれば34歳のベテランが24歳の現役バリバリのトップファイターを迎え撃つという図式だが「普通は僕が『おい!おい!大丈夫か?』と言われるような試合だけど、割と下馬評でも僕の方が上ですよね? この年齢・キャリアで若い選手と戦う時に、こういう立場で戦えることは良いなって思います。僕はVS日本人に6年間無敗で、70kgでもプレッシャーがある中で若いファイターたちを蹴散らしてきた。だから不安はないですよ」と若いファイターに今のポジションを譲るつもりはない。

 木村の持ち味である攻撃力について聞いても「攻撃の重さで言うなら僕は70kgの世界のトップの選手たちとバチバチやってきたんで。逆に木村くんはライト級くらいから体重を上げてきて、70kgの選手とやるのは今回が初めてでしょう。きっとみなさんにも70kgの世界レベルの攻撃の重さを体感してもらえると思いますよ」と断言。

 さらに「今のK-1でミドルキックが強いというとゲーオ(・ウィラサクレック)のことを思い浮かべる人が多いと思うけど、ぶっちゃけ僕の方がミドルもローもヒザ蹴りも重い」と自信満々に話す城戸は「僕の攻撃力は70kgから落ちていないので、僕の攻撃を受ける相手のリアクションを見てもらいたいです。木村君はそれでも動じなさそうなガタイの良さをしてますけど(笑)、面白い試合になるでしょうね」とエキサイティングな試合になると予想した。

 現在、K-1ウェルター級のベルトを巻いているのは久保優太。城戸は「久保くんは確かに巧い。でも久保くんの巧さが目立つ=トーナメントに出ていた他の選手が巧くなかったということ」と久保の戦いぶりを冷静に分析し「僕は久保くんに技術でも体格でも負けていない。だからあのベルトを僕がいただこうかなと思います。いつ挑戦したい? そりゃあ来年3月のさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ大会ですよ。次しっかり勝って、3月に武尊の前くらいで(笑)タイトルマッチをやりたいですね」とウェルター級王座奪取を宣言した。

 ウェルター級転向の城戸がどんなパフォーマンスを見せてインパクトを残すか?
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