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[ニュース]2017.10.27
「K-1 WORLD GP」11.23(木・祝)さいたま“人命救助のK-1ファイター”小宮山工介、三つの技でスタウロスを倒す!色々なインスピレーションが沸いている。今まで出せなかった技や試合で使える技がたくさんあります」
    
 10月27日(金)神奈川・武蔵新城のK-1ジム北斗会館にて、11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP JAPAN〜初代ヘビー級王座決定トーナメント〜」の[スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]でスタウロス・エグザコスティディスと対戦する小宮山工介が公開練習を行った。
 昨年9月のスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント以来の復帰戦となる小宮山。トーナメントでは一回戦でパウロ・テバウに勝利したものの、左足の負傷で準決勝を棄権する形となった。負傷そのものは試合前から痛めていた箇所を悪化させたもので「怪我をした直後は左足がものすごく腫れてしまって歩くのも厳しい状況でした。そこから日が経つに連れて歩けるようになって、走れるようになって、リハビリをして…ちょうどK-1ジム北斗会館のオープンに併せて指導や自分の練習を始めました」という。

 現在は武蔵新城のK-1ジム北斗会館と押上の北斗会館の2カ所を練習の拠点にし、新しいトレーナーに師事。「今までの練習は短期集中型だったのですが、今はゆっくり長い時間練習するようにしています。練習時間が長くなったことで、動きが“染み込む”感じですね。どんどん感覚が研ぎ澄まされていて、復帰戦に向けていい状態に仕上がっています。いい感じで集中して練習できているので試合が楽しみです」と準備を続けている。

 小宮山は7月に徳島県鳴門市で交通事故現場に遭遇し、炎上している車の窓ガラスを右の肘打ちで破壊して人命救助活動を行った。事故現場に遭遇したのは少林寺拳法の先生のもとを訪れる途中で「他にもテコンドーの先生、総合格闘技の先生…色んな格闘技の人たちとコミュニケーションをとって技術交流を続けていました。自分の中で固まっていたイメージが膨らみましたね。今まで出せなかった技もあるし、まだまだ試合で使える技はたくさんあると思います」と怪我からの復帰だけでなく進化・成長にも手応えを感じている。

 対戦相手のスタウロスは9月のK-1初参戦で現スーパー・フェザー級王者・大雅にKOしているギリシャのハードパンチャー。小宮山も「大雅戦とそれ以外の試合も見たんですけどパンチは本当に強い」と警戒するものの「あの振り回すパンチは僕には当たらないです」と断言し「スタウロス選手の映像を見て、色々なインスピレーションが沸いてきました。(倒す技は?)パンチと蹴り、そして新たに使える技。この三つを用意しています」と秘策があることを明かしている。

 スーパー・フェザー級は防衛戦の度にチャンピオンが代わり、スーパーファイトでチャンピオンが敗れている超激戦区。小宮山は波乱の階級での戦いに挑む心境を語った。

「今の目標はK-1チャンピオンになること。そして見ている人たちに僕が復帰することで何かを感じてもらえたらと思います。そして一緒に勝利を分かち合えたら最高です。交通事故現場で救出した方は今も病院通いされているようで、勤め先の社長さんが挨拶に来てくださって『応援にいきます』と言ってもらいました。いい意味でプレッシャーを感じることが出来ています。1年2カ月ぶりの試合で楽しみでワクワクしているので、みなさんもぜひ楽しみにしてください」

 小宮山は華麗に復帰戦を飾ることが出来るか!?
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