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[ニュース]2017.12.3
「K-1 WORLD GP」12.27(水)後楽園 廣野祐、進化&完成した姿を見せて日菜太に勝つ!「今回は勝ち方が大事。チンギス・アラゾフに勝つために、日本人相手に差をつけて勝つ」
    
 12月1日(金)千葉・柏のマッハ キックボクシングジム プラスにて、12月27日(水)後楽園ホール「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜SURVIVAL WARS 2017〜の[K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R]で日菜太と対戦する廣野祐が公開練習を行った。
 6月の第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント一回戦ではサニー・ダルベックのヒザ蹴りで顔面から流血(カット)し、ドクターストップでTKO負けを喫した廣野。準決勝に駒を進めることは出来なかったが、ヒザ蹴りでカットされるまではダルベックと互角以上に渡り合い、世界の強豪と戦える実力を見せつけた。

 この日は本格的な練習の直後ということで、公開練習としてワンツー、前蹴り、ミドル、ヒザ蹴りを丁寧に打ち込むようなミット打ち披露。「今はまだ100%じゃないですけど、より状態を仕上げていくためにも今週は少し練習を抜いています。週末のオフを満喫したら、そのあとは試合まで追い込んでいきます」とここから本格的に仕上げていく予定だ。

 改めて廣野はダルベック戦の敗因を「自分のディフェンスに穴があった。それにつきます」と分析。その上で「周りからは前よりも手数が出ていたと言われて、意味のある手数を出していけたと思います。ダルベック戦の自分は変わっている最中で、完成が間に合いませんでした。未完成の自分が世に出てしまった感じですが、今は完成に近づいています。間違いなく今の自分の方が強い」と進化と成長に手応えを感じている。

 対戦相手の日菜太とは約3年前に3分5R制のルールで対戦し、判定1-2で敗れている。日菜太と言えば左ミドルキックをはじめとする蹴りを得意にしているが、廣野曰く「僕も戦う前は左ミドルが強いと思っていましたが、実際に戦ってみたらパンチが強かった。あれは(日菜太と)戦った人間しか分からないと思う」。

 前回の対戦と比べて「僕も日菜太選手も毎日必死に練習しているので強くなって当然」と互いのレベルアップを認め「あれから時間が流れて。どれだけ強くなったか?が明確に出る試合です。自分がどのくらい強くなっているのか楽しみ」と気負いはない。

 今回の試合は今年最後のK-1のメインイベントであり、王者チンギス・アラゾフへの挑戦権をかけた次期挑戦者決定戦だ。廣野は「なんで廣野なんだ?という声もあると思うけど、それを試合でひっくり返す」「日本人相手に差をつける試合をする」と闘志を燃やした。

「今回K-1のメインを任されて、なんでこの2人そして自分がメインを任されたかを結果で出したいです。『なんで廣野が挑戦者決定戦なんだ?』という声もあると思うし、ファン目線でも違う選手が選ばれることを期待していた人もいると思います。でもそれをひっくり返せるのが格闘技の面白さで、『廣野だったら(チンギスも)いけるんじゃないの?』というものを確信にしたいし、今に見てろよってところです。

(内容にもこだわる?)はい。今回は勝ち方が大事だと思います。ただ勝つだけじゃなくて、自分が納得できる、力を出し尽くす試合にしたいです。自分の力を出し尽くせば自ずと内容でも見せられると思うので、自分の力を出し尽くせるかどうかですね。

 王者のアラゾフは僕が今までやってきた外国人よりも一枚・二枚上手だと思います。ここで日本人相手にどっこいどっこいの試合をしていたら厳しいし、ジョーダン・ピケオーやダルベックに負ける日本人止まりです。今回は日本人相手に差をつける試合をしたいです」

 最後に廣野は「『なんで廣野がメインなんだ?』という声もあると思いますが、それも受け止めて倒して勝ちます。K-1のベルトは日本人が獲らないといけないと思うし、自分が日本にK-1のベルトを取り戻します」とファンにメッセージ。ダルベック戦からさらに進化した姿を見せて日菜太を倒し、アラゾフへの挑戦権を勝ち取ることが出来るか?
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