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[ニュース]2017.12.8
「K-1 WORLD GP」3.21(水・祝)さいたま ウェルター級王者・久保優太、初防衛戦の相手はメルシック・バダザリアン!「トーナメントを棄権したバダザリアンに勝ってベルトを防衛して、正真正銘のチャンピオンになる」(久保)
    
 12月7日(木)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて、2018年3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜K'FESTA.1〜」(ケイズ・フェスタ・ワン)の第一弾対戦カードが発表された。
 9月の初代ウェルター級王座決定トーナメントで優勝を果たし、初代王者となった久保優太。“新生K-1史上最大のビッグマッチ”「K'FESTA.1」での初防衛戦では、アルメニアのメルシック・バダザリアンの挑戦を受けることになった。バダザリアンは久保が優勝した初代ウェルター級王座決定トーナメントに出場し、一回戦で山際和希に勝利するも肩を負傷して準決勝を棄権。両者の幻の対戦がタイトルマッチという形で実現したことになる。

 会見ではバダザリアンのコメントが読み上げられ「初代王座決定トーナメントでは肩の怪我で久保優太と戦うことが出来なかった。しかしもう肩の怪我は完全に治った。K-1のベルトに挑戦できることを光栄に思うし、この機会を作ってくれたK-1には本当に感謝したい。この試合は間違いなくファンも見たい試合だと思う。俺は誰がベルトを持っていようと関係ない。必ず久保をぶっ倒して俺がK-1のチャンピオンになる」。

 続いて久保がマイクを持ち「トーナメントを棄権したバダザリアン勝って正真正銘の世界チャンピオンになりたい」と語った。

「9月のトーナメントで優勝して、すぐに防衛戦になるんですけど、バダザリアンは僕が決勝で戦いたい相手として名前を出していた選手です。バダザリアンは怪我で準決勝を棄権して『あのままトーナメントに出ていたら優勝してたんじゃないか?』と言われかねない選手だったので、その選手に勝ってベルトを防衛して正真正銘の世界チャンピオンになりたいと思います。

(バダザリアンの印象は?)トーナメントで優勝して思わず閉会式で泣いてしまったんですけど、あとで映像を見たらバダザリアンが僕の後ろで携帯をいじっていて、コノヤローと思いました(笑)。(選手としては)僕は山際選手と引き分けていて、山際選手は守りが固い選手なんですけど、ああいう勝ち方(ダウンを奪って判定勝ち)をしていて、パンチも蹴りもできる強い選手だなと思いました。バダザリアンとだったらウェルター級=激闘の階級らしい試合が出来ると思います」

 初代王座決定トーナメントに向けて、かつて指導を受けていた矢口哲雄トレーナーのもとで猛特訓を積んだ久保。今回も矢口トレーナーに指導を依頼し「いきなりギックリ腰になってしまって、昨日は練習を休んでしまいました(苦笑)」とトラブルに見舞われたものの「勝つために甘えた環境ではよくないので厳しい状況に身を置いて、しっかり矢口トレーナーと当日に向けてやっていきたいと思います。僕も30歳で13年格闘技をやっているので、試合当日は怪我がないようにやりたいと思います」と決戦に備える予定だ。

 これまでトーナメント優勝歴は多い久保だが王座防衛戦は少なく「チャンピオンになった次の試合は気が抜けてしまうのか、負けちゃうことが多いです。なので今回は気をつけなくちゃいけないし、防衛戦なのでより気をつけてやりたいと思います」。防衛戦の苦手意識を克服し「素晴らしい舞台を用意してもらったので勝って注目を浴びたいと思います」と王座防衛を誓った。

 なお11月大会で城戸康裕に勝利して、久保への王座挑戦をアピールしていた木村"フィリップ"ミノルについて宮田充K-1プロデューサーが言及。「木村選手と久保選手は9月の初代王座決定トーナメント1回戦で戦っていて決着がついています。木村選手のアピールは素晴らしいですが、今回はバダザリアン選手が挑戦者としてふさわしいと思い、木村選手とも話をして納得してもらいました。今後、木村選手は久保VSバダザリアンの勝者に立ち向かって、試合を重ねていくと思います」と話している。
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