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[ニュース]2017.12.11
牧平圭太、気持ちとベルトへの執念で掴んだ-67kg次期挑戦権!「ベルトを失ってからの2年間はどん底だった。もう一度ベルトを巻いて、まだ自分が見たことがない景色を見たい」
    
 12月10日(日)東京・新宿区のGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催された「Krush.83」の一夜明け会見が行われた。
 -67kg王者・塚越仁志への挑戦権をかけて平山迅と対戦した牧平圭太。2Rに平山の左フックでダウンを奪われたものの、得意のローキックを効かせて延長判定で塚越への挑戦権を勝ち取った。会見で牧平は「ローブローで試合を止めてしまったりもあったんですけど、自分の持ち前の気持ちとベルトへの執念で勝てた試合かなと思います」と平山との一戦を振り返った。

「平山選手がパンチで来るのは想像通りでしたが(左フックは)見えずにもらっちゃいました。でも試合はここからかな、と。あそこで落ちるようじゃ先には進めないので。ああいう展開でも最後に僅差で勝てたのは自分としてはデカかったと思います。

(延長戦前の心境は?)セコンドの三崎(和雄)さんと山内(佑太郎)さんから『ここからがお前だろ? ここで勝たないと何も残らねえぞ』と言われて、それでビッと気が入りました。ずっとお世話になっている(1月に-70kgのタイトルマッチを控えている)山内さんにつなげられたのがデカいです。二人でベルトを巻きたいですね」

 今回の結果で来年2月のKrush後楽園大会で-67kg王者・塚越と挑戦者・牧平によるタイトルマッチが決定。長らくKrush-67kg戦線で活躍してきた両者だが、意外にも今回が初対戦となる。

 牧平は塚越について「身長も同じくらいでバネもある。やってみたいなと思っていましたけど、なかなかタイミングが合わなくて、初めて対戦することになりました。実は誕生日が一緒(12月14日)で、そんなマッチメークもたまんねえなって。縁だと思っています」と話し「自分は気持ちをかけて命をぶつけて戦うしかないのですべてかけて戦います」と全身全霊でぶつかる構えだ。

 また第3代王者として戦っていたこともある牧平は「僕は26歳の時にベルトを失って、それからの2年間は本当の本当のどん底でした。もう(格闘技は)いいかなと思ったり、すげえ辛い日々を歩んできました。でもここでもう一度ベルトを獲ったら自分の見えるものが違うんだろうなと感じているので、その景色を見てみたいと思います」とKrush王座返り咲きへの熱い想いを語った。
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