ニュース
[ニュース]2017.12.26
「K-1 WORLD GP」12.27(水)後楽園 日菜太、王者アラゾフへの挑戦に向けて「泥臭くても勝ちに行く」、廣野祐「日本人がアラゾフに勝つことは不可能じゃない」
    
 12月26日(火)東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて、明日、12月27日(水)東京・後楽園ホールで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜SURVIVAL WARS 2017〜」の前日記者会見が行われた。
 2017年のK-1を締めくくるのは第2代スーパー・ウェルター級王者チンギス・アラゾフへの挑戦権をかけた日菜太vs廣野祐の次期挑戦者決定戦。日菜太はリミットちょうどの70.0kg、廣野は69.8kgで計量をクリアし、記者会見に出席した。

 今年2月に新生K-1初参戦を果たし、今回が新生K-1での4戦目となる日菜太は「僕の試合で2017年のK-1を締められるということで『終わりよければすべてよし』にしたいと思っています。6月(第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント)の悔しい想いは、試合で勝たないと晴れないので、明日勝って来年3月に良い想いをしたいと思います」と挨拶。

「僕に残された時間は少ない。今のK-1・Krushには10代でも良い選手が溢れていて、未来があるとい思います。その中で頑張っている30代の日菜太がいて、これからあと何年かで良いものを見せる自信があるし、自分にも期待しています。明日は、進化した日菜太を見せられるかどうか。倒せるのか倒せないかは分かりませんが、泥臭くても勝ちに行く試合をしたいと思います」と廣野戦の勝利を誓う。

 公開練習や事前のインタビューではKO宣言もあった日菜太は「廣野選手がやってきた相手よりも俺がやってきた相手の方が強いと思うし、僕は6月・9月とキツい試合をやってきて経験値も高い。そういう意味でも面白い試合、良い試合をして勝たないと何も言う資格はないと思います」。

 K-1のベルトやアラゾフについて聞かれると「今はしっかり明日の試合を考えています。今日はリラックスして、いい年末を過ごすためにも、試合まで最後にいい調整が出来たらいいなと思います」と廣野戦に向けて集中力を高めていた。

 一方の廣野も「やるべきことはやってきました。試合まで24時間あるので、しっかりリカバリーして本番に備えたいと思います」と準備万端で「試合が決まってからは率直に世界一になりたいという想いで練習してきました。それに尽きると思います」と試合までの日々を振り返る。

 6月の第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントではサニー・ダルベックにTKO負け(カットによるドクターストップ)を喫したものの、ダルベックを追い込む場面も作り「ファイトスタイルは間違いなく前回より良くなっているものを見せられると思います。日菜太選手が倒しに来ればKOされるリスクも倍増するでしょうけど、僕がKOするメリットも増えると思う。そこがどうなるかお楽しみください」とニヤリ。

 明日の試合を第一とする日菜太とは対照的に、廣野は「今、一般のファン・関係者のみなさんもアラゾフに日本人が勝つことは無理だと思っていると思います。でも僕はそうじゃないことを証明するのみです」と打倒アラゾフをファンに誓った。

 2017年のK-1の最終試合となるスーパー・ウェルター級次期挑戦者決定戦。2017年を勝利で締めくくり、アラゾフへの挑戦権を掴むのは日菜太か? それとも廣野か?
トップページへ戻る