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[ニュース]2017.12.28
「K-1 WORLD GP」3.21(水・祝)さいたま 小宮山工介vs郷州征宜はヒーロー対決!?
    
 12月28日(木)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて、2018年3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜K'FESTA.1〜」(ケイズ・フェスタ・ワン)の第2弾対戦カードが発表された。
 スーパー・フェザー級のスーパーファイトとして小宮山工介とKrush-60kg王者・郷州征宜の一戦が決まった。両者は2014年1月に対戦経験があり、この時は小宮山が判定で勝利。“新生K-1史上最大のビッグマッチ”「K'FESTA.1」のリングで約4年ぶりの再戦が組まれることとなった。会見には小宮山・郷州が揃って出席し、この試合への意気込みを語った。

小宮山工介
「3月21日、試合が決まりました。楽しみにしていてください。頑張ります。(前回対戦した時の印象は)あんまり覚えてないです(笑)。気持ちが強かったと思うので、もう一度、ビデオを見直して研究したいと思います。(前回の対戦時と変わったところは?)僕は何も変わってない、僕のままだと思います。逆に郷州選手はKrushのベルトがよく似合っていて、チャンピオンになった郷州選手と試合できるのは、また違う気持ちになると思います。

 ただし試合をやる以上は絶対負けません。僕は去年からK-1で試合をするようになって、今年はK-1ジム北斗会館の代表にもなりました。11月に(大雅をKOした)スタウロス(エグザコスティディス)選手を乗り越えて、次は郷州選手も乗り越えます」

郷州征宜
「小宮山選手は1度負けている相手なので、試合を組んで頂いて本当にありがとうございます。このチャンスを絶対ものにしてリベンジさせて頂きますので、小宮山選手よろしくお願いします。

(前回対戦した時の印象は)自分がまだまだ弱かったというのがあるんですけど、小宮山選手はすごくテクニックがあって強かったのを覚えています。自分もこれから3カ月でテクニックの練習をしてテクニシャンぶりを発揮したいと思うので、技巧派同士の対決を楽しみにしていてください。

(前回の対戦時と変わったところは?)当時はプロデビューして2年で、今は6年になるので、あの頃よりすごく成長したと思います。その間にジムを変えて、勤め先の会社も変えて、環境を変えて大きく成長しました。試合中に余裕ができたと思います。テクニックもあの頃よりだいぶついたと思います。

 まだ小宮山選手を超えられていないと思うんですけど、3カ月でしっかり練習して超えたいと思います。小宮山選手はまだまだ強いままだと思うので、しっかり練習してリベンジできるように頑張りたいと思います」

 小宮山は今年7月に交通事故現場に遭遇し、炎上しているトラックの窓ガラスをヒジ打ちで壊して車内の男性を人命救助したことが大きな話題となった。一方の郷州も生まれながら難聴というハンデを背負ってプロのリングに上がり、Krush-60kg王座に就いて多くの人に希望と勇気を与えた。

 郷州は「小宮山選手は人としても格闘家としても尊敬しています」と小宮山をリスペクトし、小宮山も郷州との試合を「郷州選手は同じ境遇の子供たちにとっての憧れのヒーロー。今回はヒーロー同士の戦いかもしれません」と例えた。

小宮山工介
「郷州選手がKrushでチャンピオンになったことはほんとスゴいですよね。同じ境遇の子供たちにとって憧れのヒーローだと思います。僕はとりあえずヒジ打ちで人命救助したので、もしかしたら今回はヒーロー同士の戦いというか、そういう試合かもしれません。

(試合で何を見せたい?)気持ちのぶつかり合いですかね。試合は戦いで、そういうシーンも必ずあるので、そこで負けないようにしたいです。(さいたまスーパーアリーナで試合することは?)非常に嬉しいです。ただ郷州選手は素晴らしいファイターなので、しっかり勝てるように頑張ります」

郷州征宜
「小宮山選手は人命救助をして、人としても格闘家としても尊敬しています。(試合を通じて伝えたいことは?)私は耳が聞こえなくて、耳が聞こえないんですけどKrushのチャンピオンになることができました。もっともっと努力をしてK-1のチャンピオンになります。耳の聞こえない同じ境遇の子たちに夢を諦めない大切さを教えたいし、今回の試合も負けられない試合なので、絶対に勝ちます。

(さいたまスーパーアリーナで試合することは?)観客として試合を見に行ったことを覚えてます。その時は一番後ろで全然(リングが)見えなかったですけど、そういう大きな会場で自分が試合ができるというのは嬉しく思っています。今回も耳の聞こえない子どもたちがたくさん応援に来てくれると思うので絶対に勝ちます」

 因縁の対戦、強豪外国人に挑む一戦、遺恨を生んだ試合など、様々なカードが並んだ「K'FESTA.1」において、小宮山と郷州は2人にしかできない“K-1”を見せてくれるに違いない。
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