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[ニュース]2016.3.19
3・20「Krush.64」 -55kgタイトルマッチで名勝負は生まれるか? 王者・堀尾「最高の防衛戦にする」VS挑戦者・寺戸「試合内容はどうでもいい。ただ俺が勝つ」
    
 3月19日(土)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の前日計量・記者会見が行われた。
 明日のメインイベントでは-55kgタイトルマッチで王者・堀尾竜司と挑戦者・寺戸伸近が激突。今回が2度目の防衛戦となる堀尾、そして久々のKrush王座挑戦となる寺戸はどちらもリミットちょうどの55kgで計量をクリアし、調印式・記者会見に出席した。

 昨年4月のK-1 WORLD GP-55kg初代王座決定トーナメント以来、約1年ぶりの試合となる寺戸は「計量が終わって久々に体重が55kgになって、いよいよ試合だなという嬉しさと明日が楽しみだなという実感が沸いてきました」と挨拶。

 試合間隔こそ空いたものの「試合が決まった時期も早かったですし、今までと一緒の感覚で調整できました。逆に今までで一番調整の感じがよかったと思います」と過去最高の仕上がりをアピールする。

 約4年ぶりのKrush-55kg王座への挑戦を前に「久しぶりに挑戦者という立場で、挑戦者はこういう気持ちで挑むんだろうなという心境です。今は全力でベルトを奪いにいくという気持ちです」と語る寺戸。「相手が誰であってもやることは一緒。覚悟を持って勝ちに行くだけ。挑戦者として全力で倒しに行って、ベルトを奪う」と王座奪取に闘志を燃やした。

 一方、堀尾は「寺戸選手と戦うことが決定する前から、自分の中では寺戸選手と戦うことは決めていました。試合が楽しみだったので、練習も減量も辛くなかったです。今は楽しみな気持ちが100%です。

 寺戸選手は『まだ若い選手に負けるものにはいかない』というコメントをされていて、その気持ちをぶつけてきてくれれば、もっと最高の試合が出来ると思います。気持ちのぶつかり合いがしたいし、最高の防衛戦が出来ると思います」と試合が待ち遠しいと言わんばかり。

「初防衛戦は相手がハキム・ハメッシュ選手で、初の外国人選手が相手ということで、未知の部分が多くて、思うような試合運びが出来なくて悔いが残りました。でも寺戸選手となら分かりやすい試合が出来ると思います」と名勝負を約束し「前回お見せできなかった、Krushとして一番いい形で終わらせることが出来ると思います。僕が倒すとは言い切れませんが、どちらかが倒れる試合にしようと思っています」とKrushらしい壊し合いになると予告した。

 どちらも激闘派として知られる両者だけに、王者・堀尾が語るような名勝負が期待される一戦だが、挑戦者・寺戸は「普通にやったら激しい試合になると思いますけど、試合内容なんてどうでもいいです。ただ俺が勝つだけです」とキッパリ。結果にこだわる姿勢を崩すことはなかった。

 会見の最後、両者は「明日は挑戦者の僕とチャンピオンの彼が作り出すドラマに期待してもらえたらうれしいです」(寺戸)、「明日は会場がものすごく沸く試合をするので、映像で生配信を見ている人にも熱気が伝わる試合をします」(堀尾)とファンにメッセージ。

 王者・堀尾が名勝負の末にベルトを守るか? それとも非情な挑戦者・寺戸が堀尾からベルトを奪い去るか?
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