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[ニュース]2016.3.19
3・20「Krush.64」第4代-63kg王座決定トーナメント準決勝 平本と南野は魅せて勝つと宣言! 泰斗&佐々木は勝利への執念を語る
    
 3月19日(土)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の前日計量・記者会見が行われた。

 1・17「Krush.62」から開幕した第4代-63kg王座決定トーナメント。今大会では1回戦を勝ち抜いた4選手による準決勝=泰斗×平本蓮、佐々木大蔵×南野卓幸の2試合が行われることになった。

 K-1甲子園2014王者・平本は最初の計量で500gオーバー。約1時間後の再計量ではリミットより200gアンダーで計量を終えたものの、減量に苦しんだ印象を残した。会見で平本は「この前(1月)の試合も減量がきつかったんですけど、毎年1〜3月は体格が大きくなる時期で通常体重が3kgくらい増えた」と減量苦の理由を説明。その一方で「減量はきつかったけどパワーはついた。一発でいけると思う」と攻撃力アップには自信を持っている。

 明日はメインイベントで-55kgタイトルマッチが行われるが「僕と泰斗選手だったらメインでやれる内容の試合を見せられると思います。僕は面白い試合しかできないんで、内容には安心してください」と魅せる試合をすると豪語し「何がなんでもKrush-63kgのベルトを獲りに行きたいと思っているので、どんなことがあっても獲る。誰よりもベルトが欲しいという気持ちは負けないので、確実に獲りに行きます」と師匠・梶原龍児も巻いていたKrush-63kg王座への想いを語った。

 対する泰斗も最初の計量でリミットちょうどの63.0kgでパスしたものの「ギリギリまで減量が厳しかったけど落ちてよかった。一度-65kgに階級を上げて身体を作ったので、前回も減量はキツかった。しかも今回は新しいことにチャレンジして直前の水抜きの量を増やして、それがキツかった理由です」と平本と同じく減量に苦しんだ。

 しかし「トレーニング内容は変えず、出稽古に行って平本戦のアドバイスをもらって対策を練ってきた」と練習・対策は万全で「明日の試合を楽しみに過ごしてきたんで、思いっきり全力の泰斗を見せる。みんなから試合を楽しみにしていると言われて、一番はKOが理想だけど、泥臭くなってもいいから勝ちに行く。何が何でも勝ちたいという気持ちは負けない」と打倒・平本に燃えていた。

 もう一つの準決勝で対戦する佐々木と南野はどちらも63.0kgのリミットちょうどで計量を一発クリア。「第4代Krush-63kg王者になる佐々木大蔵です。開幕戦から2カ月、充実した日々を過ごしてきました。それを明日たくさんの方に見せたいと思っているので期待してください」(佐々木)、「今回減量も順調で体調もすごくいいんで、今日一日しっかリカバリーして。最高の状態でリングに上がる」(南野)と両者とも仕上がりの良さをアピールする。

 しかし「どんな試合をして決勝に進みたいか?」という質問に対しては、佐々木が「KOだったりバチバチの試合がお客さんにとってはいいと思うけど、勝つのが大前提で当たり前。勝たなければ決勝も見えてこない」、南野が「明日は超満員でお客さんもたくさんいてるし、タイトルがかかったトーナメントの準決勝です。何より-55kgのタイトルマッチよりも熱い試合をしたい」と対照的な言葉を残している。

 奇しくもキャリア・戦績で勝る泰斗と佐々木が勝利への執念を語り、若い平本と南野が魅せて勝つと宣言。6・12「Krush.66」での決勝戦に駒を進めるのは誰だ!?
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