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[ニュース]2018.2.8
「K-1 WORLD GP」3.21(水・祝)さいたま “新生K-1史上最大のビッグマッチ”で第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント開催!3階級制覇を目指す武尊「K-1が最高だということをみんなに伝える。僕が絶対に優勝して、最高の大会にします」
    
 2月7日(水)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで、3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜K'FESTA.1〜」(ケーズ・フェスタ・ワン)の第5弾対戦カードが発表された。
空位となっているスーパー・フェザー級王座を巡り、従来の通り1DAYトーナメントにおいて新チャンピオンを決することが発表された。当初、同王座に挑戦する予定だった武尊は一回戦でスタウロス・エグザコスティディスと対戦。今大会での対戦が決まっていた卜部弘嵩VS皇治はそのままトーナメント1回戦にスライドされる形で実施、小宮山工介と郷州征宜はそれぞれ対戦相手を変えてトーナメントにエントリーし、横山巧VS大岩龍矢はリザーブファイトとして行われる。決定したトーナメントおよびリザーブファイトは以下の通り。

一回戦(1):卜部弘嵩 VS 皇治
一回戦(2):小宮山工介 VS スアレック・ルークカムイ
一回戦(3):武尊 VS スタウロス・エグザコスティディス
一回戦(4):郷州征宜 VS ティムール・ナドロフ
リザーブファイト:横山巧 VS 大岩龍矢

今回K-1初参戦となるスアレックは12歳でムエタイを始め、ラジャダムナンスタジアムやテレビマッチのBBTVで活躍した後、2015年以降は日本の大会に出場。国内-60sのトップ選手を次々と撃破し、昨年11月にはREBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者となり、K-1参戦を熱望していた。相手をマットに沈めるパンチとローキックを持つ“超攻撃型ムエタイ”スタイルはまさにK-1向きだ。

また、同じく初参戦となるナドロフは2015年にWKF世界王者となり、昨年はロシアの立ち技格闘技イベント「W5」でセルジオ・ヴィールセンをKOして同団体の-60s世界王座も獲得。17戦16勝(7KO)の戦績で、ロシア人らしい筋骨隆々の肉体、さらに回転の速いパンチとローキックのコンビネーションを併せ持ち、急遽舞い込んだ今大会のチャンスでも活躍が期待される。 会見に出席した選手のコメントは以下の通り。

卜部弘嵩(インフルエンザにより欠席のためメッセージを代読)
「この度は記者会見に出席できず、ファンの皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をお掛けし大変申し訳ありません。このトーナメントの話を頂いた時、最初に武尊のことを考えました。ただ僕は、過去に弟の卜部功也と世界の頂点を懸けて2度戦っています。武尊も弟同然に過ごしてきたので、これも宿命なのかなと思いながら、複雑な気持ちでもあります。ただ、出場する以上は、この階級の元王者として、そして兄貴としても負けられないという思いがあります。試合に向け、過去最高に仕上げて優勝します。ファンの皆様期待していてください」

皇治
「1DAYトーナメントと聞いて、最初はシンドいし、イヤやって言ってたけど、でもヒロやんは俺とやる前から倒れてるし、早く風邪治しとけっていう感じで。タケぽんの心配してるみたいだけど、ごちゃごちゃ言いながらも(武尊に自分が)近づいてきてるし、ヒロやんはタケぽんの心配しないで自分の体を心配して、まぁ1回戦ボコボコにしたろうっていう感じです。

(試合がワンマッチからトーナメントに変わって)まぁ何も変わることなく、トーナメントはシンドくて、もともと長く戦うのは好きじゃないし、ほんまヒロやんのことだけ考えてアイツだけ倒して。タケぽんと当たるには決勝まで行かないといけないからメンドくさいなっていうのはあるけど、タケぽんはシバかなアカンから、頑張ろうかなっていういう感じでまぁ適当にやります。

(戦いたい相手は)俺は別にK-1のベルトとかはそんなに興味ないから、とりあえずK-1で一番調子こいてるのはタケぽんやから、タケぽんとやれたらそれでいいから、タケぽんに上がってきてもらわないと困るかなっていう感じです。まぁ、トーナメントはシンドいから約束はできへんけど、1回戦がヘナチョコやから、アイツだけポコンと倒したら行くかもしれんから、まぁ期待せんと待っとけ、タケぽん。ほんでね、俺この間ヒロやんにヘルメット渡してんけど、ヒロやんが気に入らなかったみたいなので、色が嫌やったんかなと思ってカタログを今日渡したろう思うてんけど、だから弟のタケぽんに、これヒロやんに上げてくれ。頼むよ。タケぽんも欲しかったら一緒に買ったるし。選んで(パンフレットを置かれた武尊は苦笑い)。

(ファンへのメッセージは)ぼっちゃんが、ファンがすごい楽しみにしていたのをガッカリさせたのだけは事実だから、チャンピオンの器ちゃうんかったんかな思うし、アイツのせいでトーナメントになってしもうたし、“何しとんねん”っていう感じなんですけど。その代わりに俺らが盛り上げたらいいかなと思うので、いつも以上に張り切って、頑張って、一番端のおっさん(=スアレック)が怖いから、アイツには気をつけて頑張ろうと思います」

スアレック・ルークカムイ
「今回K-1に参戦できることになって非常に嬉しい。みなさんにムエタイがナンバー1であることを証明して、それをお見せしたい。(戦いたい相手は)自分は申し上げた通りムエタイが1番だと思っているので、誰と戦うことになっても構わない。今回はそんなに難しい相手はいないと思っている。

(武尊から戦いたいとコメントがあったが)武尊選手に関して名前は聞いたことがあるが、ただ自分にとっては経験という意味では自分にとっては子どもぐらいの経験しかないので、間違いなく自分が勝つと思う。全く問題はないよ。(ファンへのメッセージは)今回のトーナメントに出場して、是非みなさまに名前を覚えて頂いて、さらに有名になりたいと思う。自分はチャンピオンになるつもりでいるので注目してほしい。

(警戒して皇治に対して)スアというのはタイ語でトラという意味で、自分はトラと同じように強くて怖いので、是非とも注意しておいてほしい」

小宮山工介
「本来でしたら郷州選手とスーパーファイトをする予定だったんですけど、決勝戦で試合ができればいいかなと思ってます。スアレック選手もすごい強そうなので頑張ります。

(試合がワンマッチからトーナメントに変わって)今までの調整を全然違う調整で臨むことになりました。ジムのスタッフには迷惑を掛けることになってすごいサポートしてもらうことになるので、よい結果で優勝できるよう頑張りたいと思います。(戦いたい相手は)武尊選手も非常に強いですけど、ヒーロー対決で郷州選手と決勝で試合をしたいです。(ファンへのメッセージは)スアレック選手は怖いですけど頑張ります」

スタウロス・エグザコスティディス(欠席のためメッセージを代読)
「武尊は決して下がることなく、パンチ・破壊力が素晴らしい。ファンがどんなファイトを見たいか分かっている選手で、それは自分とよく似ている。今回のトーナメントで自分と武尊の試合は事実上の決勝戦だろう。K-1のベルトを母国ギリシャに持ち帰ることは自分の使命だ。3月21日にK-1の新しいストーリーが始まる」

武尊
「今回カードが変わってしまって、そうなった時に一番に考えたのは、応援してくれる方だったり楽しみにしてくれていた人たちがガッカリしてしまうのが僕は一番悔しくて。それよりもっと面白いと思ってもらえるにはトーナメントしかないなと思って、最初にトーナメントの話を聞いた時に、今までトーナメントの戦いじゃなくて、カードの戦いの練習をしていたのでいろいろ考えるところはあったんですけど……あとはジムの先輩で兄貴のような存在の卜部弘嵩くんが出るので、僕は出場を辞退したいですっていう話をしたんですけど、でもやっぱりファンの方が見たいのは、やっぱり3月は“K-1最高だな”って思ってもらえる大会だと思うので、そのために僕は人生懸けて、3月21日、3試合全力で戦いたいと思います。絶対優勝します。

(スタウロスの印象は)もともと65kgぐらいでやっていた選手でパワーもあるし、大雅をKOで倒しているのもあって、僕の中ではそこが一番のモチベーションかなって思ってます。前のチャンピオンをKOで倒している選手と1回戦でやるのは僕の中では一番のモチベーションかなと思っているので、逆に僕が1RKOで倒してやろうと思います。(スタウロスは事実上の決勝と言っているが?)僕もそのつもりで1回戦から行こうと思ってます。倒すことしか考えてないです。

(試合がワンマッチからトーナメントに変わって)僕もトーナメントはスーパー・バンタム、フェザーでやってきたんですけど、トーナメントだと思ってやってると足元をすくわれるので、僕は3試合を全部ワンマッチだと思って1試合1試合倒していくだけかなと思ってます。

(戦いたい相手は)向こう側のブロックは先輩のヒロくんがいるので、ヒロくんにに勝ってほしい気持ちはあるんですけど、やっぱり今回は世界トーナメントでタイの選手が出ているので、決勝でタイ人を倒せたいいと思っているので、スアレック選手とやりたいなと思ってます。皇治選手が何か言ってますけど、たぶん決勝まで上がってこれないと思うので、そのことに関してはコメントしません。もしマグレで上がってきたら、喋れないようにアゴの骨を折ってやろうと思います。

(3階級制覇への思いは)試合のカードが変わってもそこだけは変わらないので、3階級制覇するっていうことに関しては何も変わらないので、気持ちは保てています。今までの僕の試合を見ていてくれた人は分かると思うんですけど、こうやって逆境が大きければ大きいほど僕は強いので、今回は過去最強の武尊を見せられると思ってます。

(ファンへのメッセージは)こうなったことでいろんな原因があったりして、僕の中では許せないことが結構あったんですけど、今それを言っても仕方ないし、SNSでもその件についてコメントしろっていうのがうるさいんですけど、僕の中では終わったことをどう言ってもしょうがないし、3月の大会を最高の大会にするいうのをずっと言っていて、そのことだけを考えています。だから終わったことを言うつもりもないし、決まったトーナメントで3月21日の大会を最高の大会にして、K-1最高だっていうのをみんなに伝えられればいいかなと思っているので、僕が絶対に優勝して、最高の大会にします」

ティムール・ナドロフ(欠席のためメッセージを代読)
「K-1は自分が幼かった頃から見ていた夢の舞台で、自分の人生になくてはならないものだ。対戦相手の郷州はタフな選手で、間違いなく激しい試合になるだろう。ファンが興奮する試合を見せたい。K-1で戦える喜びをトーナメントで爆発させて、K-1チャンピオンになる夢を実現させる」

郷州征宜
「私は格闘技に興味を持ったのもK-1ですし、1回辞めて格闘技を再開したのもK-1です。そのような夢の舞台で、しかもベルトを懸けたトーナメントに参戦できるのは本当に嬉しいことです。私は高校時代に野球で甲子園に出て、ベスト4だったんですけど、この夢の舞台のK-1では優勝を勝ち取ります。絶対に勝って、絶対に優勝したいと思っています。

(試合がワンマッチからトーナメントに変わって)前もトーナメントに出たことがあるんですけど、その時は1回戦だけだったので、今回どうやって戦うかというのは、同じジムの平本蓮くんがこの前のトーナメントで準優勝しているので教えてもらおうかと思っています。

(戦いたい相手は)ここに出てる日本人の選手は本当に強くて、本当に尊敬できる選手ばかりです。やっぱり日本人選手でこの夢の舞台であるK-1を盛り上げていきたいなと思っています。バチバチに打ち合って、日本人同士でK-1盛り上げていけたら最高だと思っています。でも試合で勝つのは私です。絶対に優勝します。

(ファンへのメッセージは)外国人の選手と戦うのは今回が初めてです。私は耳が聞こえません。でも私が勝つことによって日本の同じ境遇の子どもたちだけでなく、世界中の同じ境遇の子どもたちに夢と希望を与えたいです。絶対に勝って、絶対に優勝します。応援をよろしくお願いします」

“新生K-1史上最大のビッグマッチ”で過酷なワンデートーナメントを制し、スーパー・フェザー級の頂点に立つのは誰だ!?
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