第3試合で椿原龍矢から2度のダウンを奪って判定勝ちした玖村将史が一夜明け会見に登場した。玖村は「相手のペースに飲まれないように試合を運べた。最後まで守りに入らずに倒しにいって、しっかりダウンを取れたのが良かった」と試合を振り返ると「Krushのチャンピオンたち（軍司泰斗・西京春馬）に勝っている椿原選手に勝ったので、僕もトップ選手とやる資格はあると思います。武居由樹選手、寺戸伸近選手、（久保）賢司さん、誰とやっても勝つ」とK-1・Krushの同階級チャンピオン、さらには自らのジムの代表でもある久保賢司にも挑戦状をたたきつけた。

「応援してくれた皆さんありがとうございました。椿原選手は名前のある強い選手なんで勝てて自信になりました。（1Rにダウンを奪ったパンチの手応えは？）あのパンチはずっとチームキングスの小倉トレーナーと繰り返し練習していたコンビネーションなんで、狙ったというか自然に出た感じですね。（椿原の印象は？）アグレッシブな選手なんでそこは警戒してて、相手のペースに飲まれないように試合を運べていけたのが良かったです。けっこう距離を取ってきて、それが逆に僕はやり易かったですね。

（最後にダウンを取ったが）最後まで守りに入らずに倒しにいって、しっかりダウンを取れたのが良かったです。（試合後のマイクでは王者・寺戸に対戦をアピールしていたが？）椿原選手はKrushのチャンピオンたち（軍司泰斗・西京春馬）に勝ってるんで、僕もトップ選手とやる資格はあると思います。武居選手、寺戸選手、賢司さん、誰とやっても勝つんで、宮田プロデューサーよろしくお願いします」
　玖村の王座挑戦アピールについて、宮田充K-1プロデューサーは「良い勝ち方をした時にああやってアピールすることは凄く大事だと思います。寺戸選手が去年の11月に久保選手と防衛戦を行って、今はまだ復帰の時期が決まっていません。タイトルマッチの寺戸選手はただ勝つだけじゃなく、会場全体を揺らすぐらいの激しい戦いをする選手なので、こういった若い選手が名乗りを上げるのは凄く良いこと思うし、チャンピオンにとっても凄く刺激になると思います」とコメント。

　昨日のアピールを受けて即挑戦ではないものの「挑戦者として名乗りを上げるのにふさわしい勝利だった。僕としてはまたすぐに試合をやって欲しいと思っている」と玖村の次戦に期待に寄せた。
　Krushわずか2戦で内容・結果ともに大きなインパクトを残している玖村は「今まで僕はプロデビューしてから試合後に声をかけられることが全然なかったんですが、昨日は試合が終わってから『写真を撮ってくさい』とか色んな人に言ってもらえて、やっぱりKrushはすごいなと思いました。僕自身、これからもっともっと強くなって、もっともっと有名になってスターになりたいと思ってます」とスター宣言。玖村はこのまま連勝で駆け上がりK-1・Krushのベルトにたどり着くことが出来るか？